ワンダーフォーゲル部



令和5年1月28日(土)、向ヶ丘遊園駅に集合し、標高84mの枡形山を目指しました。この枡形山は、多摩高の部活で登った懐かしい場所です。最近は登山していないメンバーも多かったのですが、無事山頂の展望台に到着し、天候にも恵まれ、360度の鮮明な景色を堪能しました。多摩川沿いには、多摩高も俯瞰することができました。



下山後は登戸の柏屋に場所を移して、登山に参加しなかったメンバーも加わって昼食懇親会を開催しました。鰻御前を食べて元気を回復し、食後は多摩川の土手を多摩高まで歩いて新校舎と校庭を見学して解散しました。9期の杉下寛さん、藤田広一さんに幹事として計画を練っていただき、コロナ禍で中断していたOB会を復活することができました。
(文責 三上哲史(22期))




 平成29年のOB会は、相次いで亡くなられたお二人の追悼山行を兼ねての会でしたが、平成30年10月28日~29日に開催したOB会はお二人の遺志を引き継いでの新たな会となりました。参加者は10名程となり、こじんまりとした陣容となりました。(参加者/9期:杉下寛、野口義明、藤田広一 10期:橋本哲夫、佐野晶子、宮崎京子、土岐和正 11期:植木博章、金安賢二 22期:三上哲史の計10名)
 年一回のOB会の日程はひと月以上前に決定されることから天候を予測することは全く不可能であり、出来ることは「雨男」は参加をご遠慮いただくことぐらいです(笑)。昨今の地球規模の気候変動が原因かスカッと晴れた日に恵まれることが非常に珍しい中、今回の会は朝から「やったぜ!」と言いたくなるような好天に恵まれ、登山成功間違いなしと確信できました。目指す頂は栃木県那須にある茶臼岳(1915m)です。ロープウエイがあることから多くの人は登った経験があると思います。砂利やガレ場をクリアできれば短時間で登れる安全な山です。OB会のメンバーの中には年相応の健康上の問題を抱えている方も多く、往復ロープウエイの利用を予定していましたが、天気も良好であることから徒歩での下山にチャレンジしました。途中の強風で知られる峠までの登山道は岩また岩のガレ場で油断できない場所ですが無事に通過し、その後に続くロープウエイ乗り場までの下りは全員一緒になって、辺りの山々の紅葉の名残を眺めがら楽しく下山できました。全員が全行程揃って行動できたことは今後のOB会にとっては明るい出来事となるでしょう。今回の登山を通してさらに上位の山にチャレンジできるよう体力の維持を心掛けたいものです。
 高校時代の山行と今のOB会との大きな違いは、OB会に温泉やお酒を楽しむことが加わったことです。これらの楽しみがあってこそのOB会です。夕食後の懇親会では高校でのクラブ活動や亡くなられた方を偲んでの思い出話に花を咲かせ、さらにメンバーの現況報告などもあって、皆さんの積極的な日常生活や社会活動には大いに刺激を受けました。メンバーの中には温泉スペシャリストもいて、幹事は時には登る山の選定よりも温泉の選定に頭を悩ませます。因みに今回は那須湯元温泉鹿の湯に宿を取り、「鹿の湯」の白濁した強酸性湯と、知る人ぞ知る廃屋同様の元温泉宿で飲泉可能な「老松温泉」の湯を堪能しました。
今回のように好天に恵まれるようなことはまれですが、たとえ悪天候に見舞われても温泉や懇親会を通して気の置けないOBの皆さんとの交流は、これからの人生にも彩りを添えてくれるだろうと改めて認識した次第です。
(文責:土岐和正(10期))

ワンダーフォーゲル部OB会報告

  2017年10月8日~10日にワンダーフォーゲル部OB会で今年亡くなった9期大谷博美君、11期堀井賢二君の追悼山行を兼ねて信州の妙高高原周辺で登山と散策を行ったので報告します。(参加者:9期:武田洋子、中西千恵美、安井啓子、藤田広一、野口義明、杉下寛、10期:遠藤好子、佐野昌子、高橋かよ子、宮崎京子、大沢良明、貝田達朗、土岐正和、22期:三上哲史の計14名)

初日は、10月8日午後1時に長野駅で集合し、まずは善光寺にお参りすべきと幹事役野口君運転のマイクロバスで向かったが、三連休の中日で天気も良いとあって大混雑で駐車場にも入れず遠くから手を合わせてさよならと高原へ向かった。途中で酒とおつまみを大量に買い込んで野尻湖経由さあ、天国のお二人にも届くような乾杯をしようとキーストンのログコテージへ急いだ。本来は、食事も自分たちで作るところをキーストンのオーナー夫妻が野口君の従兄の方とのことで温かい栗ご飯を炊いていてくれて大感激であった。大谷君、堀井君の遺影にも陰膳をして一緒に飲もうなと声をかけて皆で偲びながら、おいしい夕食をごちそうになった。

二日目は、袴岳登山組と赤池周辺散策組に分かれてそれぞれ意気ようようと少し宿日酔いの残った中で向かっていった。筆者は、袴岳登山について行き、天気も良くだいぶん紅葉の始まった山道を気持ちよく登ることができた。特にキーストンの奥様が作ってくれたリンゴを袴岳頂上で戴いた時のおいしさには一同本当に感謝感激で登った疲れもいっぺんに吹っ飛んだ気がしたものです。落ち葉のカサコソいう秋を感じさせる心地よい音を聞きながら、下りも順調で途中日本海がきれいに見えた時は、歓声をあげつつ降りて周辺散策組と赤池付近で合流できました。そのまま妙高高原駅付近のお蕎麦屋さんで十割そばを戴いて、おかみさんの講釈も聞きながら、おいしさを味わいました。妙高高原駅で後半組の3人も拾って、赤倉観光ロープウェイで1300mの山頂付近をいくらか雨模様のなかを散策し、下山後前半だけで帰宅する2人を妙高高原駅で別れを惜しみつつ送って、燕温泉岩戸屋旅館に向かった。湯の花の浮いた、硫黄の香りのする温泉らしい露天風呂にゆっくり浸かって山行の疲れをしっかりとり、連夜の宴会に備えて英気を養った。ここでも大谷君、堀井君の陰膳を作り、宴会が大好きだったお2人にちなんで皆で楽しく宴会を盛り上げた。
三日目は、高原にある笹ヶ峰牧場に出かけ、紅葉の素晴らしさとこの高さに広大な高原地帯があることに驚きつつ、周辺散策組と近くにあるヒコサの滝展望台へ登る組に分かれて各々秋の風情を探しに出かけた。筆者は、ヒコサの滝組で短いが急登を頑張ってみた。奥の方に思ったよりは大きなヒコサの滝があり、紅葉の良さを堪能して降りてきた。周辺散策組も異口同音に紅葉の素晴らしさを話しており、晩秋に近い高原を満喫できた。笹ヶ峰牧場のグリーンハウスで最高のカツカレーを食べて満腹のまま、長野駅に向かって下山し、途中急ぎの人をおろして、リベンジで善光寺へ寄って、最後の最後で善光寺参りができた。

今回は、大谷君、堀井君の追悼山行も兼ねていて本当に 楽しい山行をできたのもお2人が「こんな山行、俺たちも行きたかった」と背中を押してくれたと感じていた。まだまだ沢山宴会をしてから行くから、もうしばらく待っていてくれよと心の中でつぶやきながら帰宅した。
(文責 杉下寛(9期))



2017.10.09 妙高山入口




2017.10.10 信州笹ヶ峰牧場
平成27年4月19日(日)、天候も回復してワンダーフォーゲル部OB会奥多摩登山が開催されました。

御嶽神社までは大勢の観光客と一緒に参拝しました。立派な神社なのですが、ペット同伴が許されており犬を連れた客を沢山みかけました。参道を外れて大樽峠へと続く山道に入ると途端に静かになり、ほとんどすれ違う人もなくなりました。中間点の大樽峠にはコナラの大木(樹齢500年)があり、ここで昼食をとりました。(写真1:大樽峠で休憩)



 少し冷えてきたので、休憩もそこそこに歩き始めると、下り坂がきつくなり自然と早足になって体も温まりました。麓が近づくと気温もあがり汗が滲みます。イワナの養魚場を眺めてから、多摩川を渡ると奥多摩温泉もえぎの湯に到着です。アルカリ性のぬるっとした泉質で肌がすべすべになりました。最後は、奥多摩駅前の小料理屋「みやぎ」に場所を移して懇親会を開きました。安部同窓会長にも駆けつけていただき、9期~22期までのメンバーで大いに盛り上がりました。(写真2:奥多摩で懇親会)


 
はじめて顔をあわすメンバーもいたのですが、とても楽しい会になりました。次回は、さらに若い世代にも参加を呼び掛けて盛り上げていきたいと考えています。(文責 三上)

参加者:9期松本加代子、安部卓見、10期斉藤充、橋本哲夫、土岐和正、19期五嶋賢二、22期三上哲史
 「みんな変わってないよねぇ~!!」、久しぶりの再会。平成27年3月14日、大雑把に言うと「30年ぶりの会話」に花が咲きました。それは、「横須賀先生の還暦祝いをしよう!」という小高先生のお声がけからスタートしたイベントでした。横須賀先生が担当されていた生物部、ワンゲル部を中心に有志が声がけをして集まったのは総勢29名。多摩校訪問が “卒業して以来” という人の中には「体育館が無い」という事実に涙する人まで…。一人ひとことづつの自己紹介のはずが、当然ひとことで終わるはずもなく、当時の暴露話にまで発展したり、人の話を聞いていたら忘れていたはずの当時の記憶が鮮明に蘇ったり。リアルな出会い/再会は本当に不思議な力を呼び起こすものです。皆が予め持ち寄った写真をムービー形式で上映し、全員がより一層盛り上がって年代を超えて一つになることができました。参加者一同から、横須賀先生の第二門出を祝ってプレゼントが贈呈されると、お返しに塚原先生が書かれた、多摩校の思い出『時分の庭』が全員に配られました。またひとつ、宝物が増えた感じです。皆で、最後の多摩校校舎を惜しみながら見学し、話し足りない時間を補うかのように、二次会へ場所を移したのでした。遠くは北海道や大阪から参加して下さった方もいらっしゃいました。参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、今回も、貴重なキッカケをつくって下さった小高先生に感謝です。きっと、この日の出来事も思い出の1ページに加わることでしょう! 是非、また会いましょう!!(文責: 梶野 晋)


<参加者>(50音順、旧姓)
新井好子、井上陽子、鵜沢玲子、遠藤明里、尾崎 由佳、梶野晋、加藤厚、小髙邦夫、菊池久美子、北川勝敏、今野雅夫、斉藤真由美、斉藤祐子、佐野優子、篠原真子、渋谷輝雄、首藤歩、武井由起子、田近奈津子、知名まやこ、中島智恵子、登里民子、橋本由紀子、菱沼恵美、福田直子、松本章子、矢崎まり、山田昌宏、横須賀真


多摩高ワンダーフォーゲル部OB会では、下記のとおり平成27年4月19日(日)にOB会(奥多摩山行)を計画しています。
今のところ8期~22期のメンバー10人前後が参加予定です。
さらに幅広い年代のOB・OGの参加を募集します。
お誘いあわせの上、ご参加ください。どうぞよろしくお願いします。
 

 
開催日: 平成27年4月19日(日) 
行き先: 奥多摩(御岳山~大楢峠~もえぎの湯)難易度初級(歩程約8km)
行程案:
8:19 JR新宿駅発 ホリデー快速おくたま5号
8:47 JR立川駅発 同上
9:36 JR御嶽駅改札口外(集合場所)
 
JR御嶽駅 → (バス10分280円) →滝本駅 → (御岳山ケーブルカー6分590円)→山頂駅
→ (徒歩5分)→御岳山ビジターセンター→ (徒歩10分)→御嶽神社(昼食休憩)
→ (徒歩75分) → 大楢峠 → (徒歩70分) → もえぎの湯(入浴780円、懇親会)
→ (徒歩10分)→JR奥多摩駅(解散場所)
 
(エスケープルート)御岳山荒天時は往路を戻ってケーブルカーで下山し、JRでもえぎの湯へ
(補足)山歩きに自信のない方は、15:00頃にもえぎの湯の懇親会から合流可
 
16:57 JR奥多摩駅発 ホリデー快速おくたま6号
17:56 JR立川駅発 同上
18:22 JR新宿駅着
 
(参考情報)
http://www.geocities.jp/hmrmyamada/yamaaruki/mitakesanmoeginoyu.html
http://www.okutamas.co.jp/moegi/
 
参加申込先:多摩高ワンダーフォーゲル部OB会幹事 三上哲史(22期) mikami040709@m.jcnnet.jp
締め切り日:平成27年4月16日(木)


※写真は、前回、平成24年に奥蓼科に行った時のものです。

ワンダーフォーゲル部OB・OG会」実施報告

 
これまで9期~11期のワンゲルOB・OGにより年一回の山行が行われてきましたが、平成26年5月24日(土)武蔵小杉のお好み焼き「伊鈴」にて世代を越えたワンゲルOB会が初めて開催されました。参加者内訳は9期3名、10期2名、11期1名、19期1名、22期5名、合計12名(男9、女3)でした。
 初対面のメンバーも多いので卒業後の山との関わりなど自己紹介から始めました。その後、お酒を飲みながらの山談義に発展し「日本10名山を選ぶとすれば?」の問いかけに各自が推薦し侃侃諤諤(かん かんがくがく)の議論になりました。一次会はあっという間に過ぎ、話し足りないので全員で二次会の居酒屋「雪国」へ移動しました。今後の活動についても意見交換し、次回は平成27年4月頃に奥多摩方面への日帰り山行を企画することになりました。
 より多くの世代に参加していただきたいと考えていますので、ワンゲルOB・OGの皆様は同窓会事務局まで是非ご連絡ください。(22期 三上哲史)



 
ワンダーフォーゲル部OB・OG(9~11期)山行」実施報告

 24年9月30日(日)~10月1日(月)に毎年恒例のOB・OG(9~11期)山行を実施しました。
今回の幹事は10期の土岐和正さん、佐野晶子さんで、参加者内訳は9期生7名、10期生4名、11期生3名合計14名でした。
初日は、南アルプス北部の入笠山(1955m)登山予定でしたが、台風の接近で断念し、甲斐駒ヶ岳直下の尾白渓谷を散策しました。その日は奥蓼科温泉の旅館に一泊し、温泉につかり、酒を飲みながら深夜まで近況や昔話に花を咲かせました。
 翌日(10月1日)は、台風一過の快晴とまではいきませんでしたが、まずまずの天気で北八ヶ岳連峰の北横岳(2480m)登頂に挑戦しました。途中ロープウエイを利用しましたが、最後はあえぎながら登ること約1時間余りで頂上に到着。あいにく頂上はガスで展望がききませんでしたが、下山路では展望が広がり、南八ヶ岳連峰の主峰赤岳(2899m)が連山を抜き一きわ高く豪然と高くそびえていたのが印象的でした。

 また、奥蓼科では東山魁夷画伯の「白馬」の絵のバックとなった沼を発見しました。
写真は、その沼をバックの写真です。来年も元気で参加できることを期待して信州をあとに
しました。(9期 藤田 広一)
 
ワンダーフォーゲルクラブOB(9期~11期)山行実施報告
日時
場所
平成18年10月28日(土)~29日(日)
南アルプス 甘利山、夜叉神峠
参加者(敬称略)  9期 大谷博美、野口義明、藤田広一
10期 遠藤好子、佐野晶子、宮崎京子
11期 植木博章、金安賢二、堀井賢二  以上9名
感想 今回の幹事は11期の金安賢二氏28日は、新宿発中央本線9:00の特急「あずさ9号」で小淵沢へ。小淵沢駅で車の植木氏、堀井氏と合流。途中サントリー「白州ディストラリー」を見学しながら鳳凰三山の前山である甘利山(1,731メートル)を登山しました。頂上からは甲府盆地の上に新雪の富士山を遠望でき、しばしの感動にふけりました。その日は芦安の「桃の木鉱泉」に一泊し、露天風呂につかりビールを飲みながら旧交をあたためました。 翌日(29日)は、夜叉神峠登山口から夜叉神峠へ登山開始、紅葉に色づく山道を1時間半の登りで「夜叉神峠」(1,770メートル)に到着しました。夜半の雨もあがり、雲の合間に白峰三山の一つである巨大な「間ノ岳」(3,189メートル)を前面に望み、思わず感嘆の声をあげました。見上げる3,000メートルの稜線は圧倒的で、しばしの山岳展望に酔いしれた次第です。 帰りは塩山の北側に位置する「ほったらかしの湯」で汗を流し、昼食の後に恵林寺を見学、そして16:30に中央本線「塩山駅」で解散しました。 次回幹事は10期の遠藤好子さん、宮崎京子さんに決定しました。
(9期 藤田広一)
日時 平成16年10月16日(土)~17日(日)
場所 福島県 尾瀬登山
参加者 9名

16日(土)は巻機山越後三山(越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山)の麓を巡り、奥只見シルバーラインを経由して奥只見湖を見学しました。湖上の奥に新雪をいただいた平が岳(2,141m)を遠く望み雄大な景色を満喫しました。その後、湖岸をさかのぼり一路尾瀬へ。途中、荒沢岳のすさまじいスラブ状岸壁を横目にみながら、尾瀬の御池ロッジに夕刻に到着しました。ロッジでは越後の銘酒を味わい、はるか30~40年前の高校時代の話に花が咲き、夜遅くまで旧交をあたためました。

翌日(17日)は、雲一つない快晴で、ロッジの周りは紅葉一色に染まっていました。峠登山口から歩き始め、途中の沼山峠を経て約1時間で尾瀬沼へ到着しました。
すでに、沼のまわりの湿原は草紅葉にいろどられ、燧ケ岳(2,356m)が優美な姿で湖上にそびえていました。帰りは、福島の秘境の村といわれる檜枝岐村で全山紅葉真っ盛りの中、露天風呂につかり汗を流しました。そして、ビールと地場の蕎麦に舌づつみをうち、人生の幸せを感じた次第。


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9期 藤田広一