ハイキング 第11回~

2016 尾瀬ハイキング

2016年07月25日(月) | コメント(0)
  4月に新装オープンした「バスタ新宿」、新宿駅南口のスペースにドンとお目見えした。いったい誰がこんな にうまく設計したのか・誰がこんなにうまい命名をしたのか・いつの間に建設したのかなど、次々と発着する高速バス・タクシーを見ては、心憎いばかりの施設に感心するばかりである。
 そのバスタ新宿を出発、鳩待峠で昼食後尾瀬ヶ原へ下り、木道を歩いて尾瀬小屋に宿泊、翌日も尾瀬ヶ原を歩いてから鳩待峠へ上がり、またバスタ新宿まで。2日間とも、尾瀬ではめったにないという好天に恵まれ、原も空も山も、どこを切取ってもそのまま絵葉書になるような素晴らしい光景であった。
尾瀬のリピーターからは、近年花が少なくなったのではないかという嘆きの声も聞かれたが、池塘に咲くヒツジグサ・アザミ・アヤメ・トキソウ・ニッコウキスゲなど、その他たくさんの種類の花々が私たちの目を楽しませてくれた。昨年は台風の襲来で思いもかけず当日の朝に急遽キャンセルという残念な結果になったが、尾瀬ハイクも5期の恒例行事となり今年で4年、毎年同じコースを歩き同じ山小屋に泊まって飽きることがない。これからもますます元気に無理なく楽しく実施していこうと、怪気炎を上げる70代である。 (文・渡辺直子)

 
 
4月18日(月)多摩高5期生 春のハイキング
伊勢原駅に11:00集合。天候は晴れで、気温も上々である。古希とは思えぬ元気爺婆の16名(女子7名)が参加した。揚々の気分でスタートして、しばらく行くと、道の傍らの梨畑には白い花が咲いていて、われわれを和ませてくれた。10分ほどで長野善光寺の末寺、三福寺に着く。境内には薄紅の花びらを輝かせている八重桜が咲き残っていて春のなごりを留めている。のどかである。つづいて京都八坂神社の末社に着く。神社でありながら大きな鐘楼があるのは、明治初期の神仏分離令を免れたことに因るものか?銅鐘も大きく、県重要美術品に認定されているという。何より注目は、樹齢600年という天王松の巨大な根で、後世に伝えるべく境内の一角に、「これ見よ」とばかり大事そうに展示されていた。神社を出てから、桜台の緑道と呼ばれる歩道に入った。色とりどりの草花が左右に咲く道を進み、振り返れば大山の威容が望める田園的風景は気分を爽快にしてくれる。途中、道を行き過ぎてしまい、引き返すハプニングもあったが、ようやく岡崎城址に建つ無量寺に着いた。ここで岡崎城に関わる詳細に記述された解説版を読んで歴史の学習をして、待ちに待った昼食タイムと思ったが、適当な食事を取れる場所が見当たらない。致し方なく次の散策地、城主だった岡崎義実の墓まで歩みを進めながら、適当なところで空腹を満たすことになった。昼食では、闘病中で参加できなかった松本章氏が丹精込めて掘り出して、差し入れしてくれた「筍」を感謝していただいた。実に、美味しかった! 松本さん、ありがとう! 早期に回復して、もとの元気な姿に戻ることを祈る。岡崎義実墓は、周りに高い、多くの樹木が立っていて陽が刺さず薄暗い。また、墓は本丸と思われる無量寺から、かなり離れたところにあるが、ここまで城内だったのか?その検証はできないが、鎌倉時代初期の当時の姿を想像してみるのも一興である。
 次の散策地は新編風土記にも記稿されている八幡神社。住宅地の一角にあるが、この神社には開発の手が及ばなかったのか素朴な、懐かしい昔ながらの風景を見るようであった。神社の近くには石器時代の住居跡という山王塚公園があるが、覗く程度にして、次に進む。20分ほど長い下り坂の道を歩くと最後の散策地、曹洞宗自徳院に着いた。三門に鐘楼が付く中国風の造りが特徴的だ。ここで、一同のスナップを収めて、ここから10数分で伊勢原駅に着いた。ここで、解散としたが、10名余りが懇親会へ行き、本日のハイキングを振り帰りながら談笑に耽った。 (報告: 石井義文)
 
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第13回 景信山

2016年04月28日(木) | コメント(0)
 【景信山ハイキングコース概要】
JR高尾駅北口~小仏バス停~景信山 (昼食)小仏峠~美女谷温泉分岐~国道20号~小原宿~JR相模湖駅~立川駅
(報告) 多摩高五期秋のハイキングとして、11月13日㈮に景信山に登る。男性6名、女性6名で、バスの終点から歩き始める。一寸急な登りを登り切ると、直ぐに景信山頂だった。そこで、昼食パーティで、漬物の「カブ」や、デザートの柿、食後のコーヒーまで出て、その他も出て、大盛り上がりだった。その後、小仏峠からは旧甲州街道を通り、下山する。そこそこ、紅葉も楽しめた。それから、20号線沿いの、小原宿と本陣を見る。
そして、相模湖駅まで歩いて解散する。希望者で、八王子駅近くで、打ち上げをし、冷たいビールで、喉をうるおした。(佐々木)
 
  東青梅駅に集合し、駅前の小高い大塚山公園を経て、霞川に沿って歩きはじめました。宗泉寺に向う道を曲がり、この寺に立ち寄りました。境内には折れた枝の年輪が百年以上もあるというカヤノキの銘木がそびえていました。その先、塩船観音寺入口の案内に従って進むと、つつじ祭りとあって、地元の筍ごはんや飲み物などの露店が私達を出迎え、賑わっていました。
塩船観音寺は600年代に開かれたと伝えられる古刹です。国指定の重要文化財の仁王門をくぐり、つづいて阿弥陀堂が現れ、右手の少し上がった所に、こちらも重要文化財の萱葺きの本堂がたっていました。この奥に目をやると、2万株の赤、白、薄紫の色とりどりにつつじが咲き競っていて、千紫万紅とはこのことでしょうか。境内奥の正面には、大きな観音像が立ち、その後方から霞丘陵ハイキングコースとなっています。赤松林で楽しいお弁当タイムをとりました。
新緑と桜並木の舗装路から笹仁田峠、そして岩蔵街道を渡り、今度は杉檜の樹林帯の中を七国峠を経て岩蔵温泉へと下山しました。天候に恵まれ、新緑とつつじのハイキングで、今回の5期ハイキングは15名という大勢の参加で、中には無理が出来ないので、最初から塩船観音寺だけでも行って見たいという方もいました。
朝、道を尋ねたところ、散歩中の地元の微笑ましいご夫婦が、先導するかのように振り向きながら道案内をしてくださいました。散策中に久し振りにお逢いした皆さんと楽しい会話が弾み、話題満載の楽しい一日でした。
帰路、立川で途中下車をして夕食を兼ねて、懇親会をして帰宅しました。  齊藤三枝子

 
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多摩森林科学園・多摩御陵ハイキング
 「さくら」といえばソメイヨシノ・・・と世にもてはやされるが、その盛りをとうに過ぎたころ、いつも元気な5期のメンバーが珍しい桜の宝庫である多摩森林科学園を散策した。園内には原種・希少種・見本木など約1700本の桜が植えられ、2月下旬から5月上旬までそれぞれが時期ごとに見ごろということだが、私たちが訪ねた4月21日も園内いっぱい今を盛りと咲き誇る桜、しかもどれ一つとして見たことがないような珍種の桜でいっぱいであった。桜には花の名を示す木札が下げられているが、そのどれもが奥ゆかしい名で、桜と日本人の密接なつながりと奥深い意味を示して余りある。たとえば「御衣黄(ギョイコウ)」、薄い黄緑色の花弁、花の色・木の姿、それに重ね合わせて命名されたことが本当に心にしみてくるような、日本人の感性の豊かさを如実に示すような名である。
 山裾の傾斜地を利用した多摩森林科学園のアップダウンを心地よく歩いてから、その後、大正天皇・昭和天皇が葬られている多摩御陵を参拝した。JR高尾駅からJR西八王子駅までの1駅間のハイキングであるが、日本人の感性と原点に触れるハイクであった。  (文:渡辺直子)        ( スライドショー  )     
多摩森林科学園は、桜の宝庫です