ワンダーフォーゲル部

ワンダーフォーゲル部OB会報告(2017.10.8)

2017年11月17日(金)
ワンダーフォーゲル部OB会報告

  2017年10月8日~10日にワンダーフォーゲル部OB会で今年亡くなった9期大谷博美君、11期堀井賢二君の追悼山行を兼ねて信州の妙高高原周辺で登山と散策を行ったので報告します。(参加者:9期:武田洋子、中西千恵美、安井啓子、藤田広一、野口義明、杉下寛、10期:遠藤好子、佐野昌子、高橋かよ子、宮崎京子、大沢良明、貝田達朗、土岐正和、22期:三上哲史の計14名)

初日は、10月8日午後1時に長野駅で集合し、まずは善光寺にお参りすべきと幹事役野口君運転のマイクロバスで向かったが、三連休の中日で天気も良いとあって大混雑で駐車場にも入れず遠くから手を合わせてさよならと高原へ向かった。途中で酒とおつまみを大量に買い込んで野尻湖経由さあ、天国のお二人にも届くような乾杯をしようとキーストンのログコテージへ急いだ。本来は、食事も自分たちで作るところをキーストンのオーナー夫妻が野口君の従兄の方とのことで温かい栗ご飯を炊いていてくれて大感激であった。大谷君、堀井君の遺影にも陰膳をして一緒に飲もうなと声をかけて皆で偲びながら、おいしい夕食をごちそうになった。

二日目は、袴岳登山組と赤池周辺散策組に分かれてそれぞれ意気ようようと少し宿日酔いの残った中で向かっていった。筆者は、袴岳登山について行き、天気も良くだいぶん紅葉の始まった山道を気持ちよく登ることができた。特にキーストンの奥様が作ってくれたリンゴを袴岳頂上で戴いた時のおいしさには一同本当に感謝感激で登った疲れもいっぺんに吹っ飛んだ気がしたものです。落ち葉のカサコソいう秋を感じさせる心地よい音を聞きながら、下りも順調で途中日本海がきれいに見えた時は、歓声をあげつつ降りて周辺散策組と赤池付近で合流できました。そのまま妙高高原駅付近のお蕎麦屋さんで十割そばを戴いて、おかみさんの講釈も聞きながら、おいしさを味わいました。妙高高原駅で後半組の3人も拾って、赤倉観光ロープウェイで1300mの山頂付近をいくらか雨模様のなかを散策し、下山後前半だけで帰宅する2人を妙高高原駅で別れを惜しみつつ送って、燕温泉岩戸屋旅館に向かった。湯の花の浮いた、硫黄の香りのする温泉らしい露天風呂にゆっくり浸かって山行の疲れをしっかりとり、連夜の宴会に備えて英気を養った。ここでも大谷君、堀井君の陰膳を作り、宴会が大好きだったお2人にちなんで皆で楽しく宴会を盛り上げた。
三日目は、高原にある笹ヶ峰牧場に出かけ、紅葉の素晴らしさとこの高さに広大な高原地帯があることに驚きつつ、周辺散策組と近くにあるヒコサの滝展望台へ登る組に分かれて各々秋の風情を探しに出かけた。筆者は、ヒコサの滝組で短いが急登を頑張ってみた。奥の方に思ったよりは大きなヒコサの滝があり、紅葉の良さを堪能して降りてきた。周辺散策組も異口同音に紅葉の素晴らしさを話しており、晩秋に近い高原を満喫できた。笹ヶ峰牧場のグリーンハウスで最高のカツカレーを食べて満腹のまま、長野駅に向かって下山し、途中急ぎの人をおろして、リベンジで善光寺へ寄って、最後の最後で善光寺参りができた。

今回は、大谷君、堀井君の追悼山行も兼ねていて本当に 楽しい山行をできたのもお2人が「こんな山行、俺たちも行きたかった」と背中を押してくれたと感じていた。まだまだ沢山宴会をしてから行くから、もうしばらく待っていてくれよと心の中でつぶやきながら帰宅した。
(文責 杉下寛(9期))



2017.10.09 妙高山入口




2017.10.10 信州笹ヶ峰牧場

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