平成23年9月18日、季節が真夏に後戻りしたよ うに太陽がジリジリと照りつけるなか、多摩高校体育祭が開催されました。生徒たちはこの日に照準を合わせて最高のパフォーマンスを披露するべく7月から練習と準備を重ねてきました。男子の騎馬戦や棒倒し、女子の棒引きなどの団体競技では入念な作戦を練り、CEや演技応援では衣裳デザインから選曲、振付けまですべての工程を自分たちで創り上げてきました。マスコット、団旗、T-シャツ、パネルづくりも皆で力を合わせてがんばってきました。その成果はみごとに結実。先輩たちが残した四季組それぞれの伝統はしっかりと受け継がれ、54期生は、55期生、56期生にバトンを引き継ぐ牽引者としての役割を立派に果たしました。当日の最高気温は35度。熱中症が心配されましたが、生徒たち自身が互いに水分補給や休息を呼びかけあい、無事に全員で閉会式を迎えることができました。最後は互いの健闘を讃え合うように四季組が肩を組んで校歌を斉唱し、陽も暮れかけた多摩高校のグランドにさわやかな感動があふれたのでした。 (多摩高校PTA広報委員記)