学校長ご挨拶

学校長ご挨拶(2018)

2018年08月24日(金)

         ごあいさつ       

 去る3月6日、殿川会長様を始め多数の来賓のご臨席を賜り、第60回卒業式を挙行しました。入学した生徒が卒業して学校の“仕事”が終わる、と考えますと暦ひと巡りの“仕事”が完結し、平成30年度の多摩高の“仕事”はすべて“セカンド・ステージ”に入りました。
 校舎落成の機会を捉えて、昨年11月24日には創立60周年・校舎落成記念式典を挙行しましたところ、日ごろ本校の教育活動にご協力・ご支援いただいております多くの同窓生の方々にも御列席賜りました。安部実行委員長を始め、実行委員の皆様の御尽力はもちろん、同窓会会員の母校への御厚情、記念事業に対する御理解と御協力に深く感謝申し上げます。
 さて、県立高校改革実施計画の中で本校に関わりの深い取組として、学力向上進学重点校の指定があります。本校はその「エントリー校」17校の1校として、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善や組織的な進路指導の充実等の取組を推進してまいりました。加えて、「理数教育推進校」の指定校として、生徒による主体的な探究活動の充実にも取り組んでまいりました。こうしたことで、本校の教育活動の充実が促進されつつあります。今回、「エントリー校」の中から4校(横浜翠嵐、柏陽、湘南、厚木)が学力向上進学重点校の指定を受けました。本校は引き続き次年度以降の指定を目指す立場ですが、こうした目標に向かって取組を進めていくことが、在校生にとってもより高い目標に向かって行ける力をつけさせる、良い効果があるものと考えております。
 次に、新校舎落成後の対応ですが、諸般の事情から旧校舎の除却が見送られて今年度にずれ込みました。今後のグランド整備~外構工事も1年ずつ遅れるものと思われます。一時的とはいえ、工事の進捗に伴い教育活動に影響が見込まれますが、最小限にとどめるよう努めてまいります。
 環境の変化はありますが、いつも申し上げているとおり、「質実剛健」、「自重自恃」の校訓のもと、創立時から受け継がれる“多摩高らしい”生徒の気風は変わることはありません。私が着任いたしましてから今日まで、安部前会長様・殿川会長様を始めとして、会員の皆さまには本校の教育活動にご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうございます。本校のよき伝統を守り、皆様の母校の発展・充実に引き続き努めてまいりますので、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げて、ご挨拶に代えさせていただきます。

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