学校長ご挨拶

学校長ご挨拶 (2014)

2014年12月21日(日)

校 長 三辻 訓
 
新たな学び舎で
 
 本校はこの春五九期生二七九名を迎えました。また、新校舎のうち、東棟が完成するなど、多摩高校は新たな時代を迎えました。
「自重自恃」「質実剛健」を是とする校訓のもと、先達が掲げた高い理想の精神を具現化する意味で、新たな時代に対応するとともに、伝統の継承が図られることが期待されます。

 本校は「学力向上進学重点教育実践校」の継続指定を受けてから、二年目を迎えました。川崎地区唯一の指定校として、今まで取り組んできた「多摩高等学校『学びのビジョン』」をふまえて、生徒たちの学びの機会をさらに発展させる取組みを続けて参ります。
今日の社会は想像を上回る速さで変化し続けています。私たちが何を求め、何を目指そうとしているのかが、これまで以上に問われてきています。

  そうした動きの中で、「知のあり方」もまた、新たな局面を迎えています。「知は力」という言葉のとおり、日常生活の中にもある「素朴な疑問」を自分の中でいかに問題解決の道筋へと結びつけていくかが、重要な鍵を握っています。そのためには、さまざまな分野に対する関心を持ち、広い視野と深い洞察力でものごとを考えていくことが必要です。
さらに、そこから見いだされることを、他の知と連携し、さらに飛躍させていくのがこれからの時代の私たちの方向性を指し示していきます。
  本校の教育課程は、これからますます多様化する社会の中で求められるそうした諸能力を育てるためにさまざまな仕掛けがあります。
よき多摩高校の伝統と新しい学びの場が融合し、発展していくことを楽しみにしております。


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