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日本野球科学研究会第9回大会の参加報告(2022.12.17、18)


【日本野球科学研究会第9回大会に参加して】
 

12/17(土)18(日)の2日間、大阪の近畿大学で行われた日本野球科学研究会第9回大会に選手を引率し参加してきました。生徒は、日頃のMerakiの授業での研究ならびに練習での研究の成果を、ポスター発表してきました。高校生の出展は多摩高校を含めて5校(鳥取県立米子東高校、山形県立山形東高校、東邦高校(愛知)、立花学園高校(神奈川)でした。

本校の研究テーマは「2塁走者のリード位置の研究」、「走者2塁時の送りバントの成功率とバッターボックスの位置の相関関係」の2点です。この2点のポスター発表を、高校生だけでなく、大学生、大学院生、各種メディア、NPB関係者(楽天、DeNA、千葉ロッテの球団関係者)等、幅広い方々に聞いていただきました。特にロッテのスコアラーの方には、統計の取り方に対するご指導をいただき、大変貴重な助言をいただくことができました。千葉ロッテの吉井理人監督、巨人の桑田真澄投手コーチ、元巨人の仁志敏久選手も、ポスターを見てくれていました。

本研究会は、野球の科学者が最新の研究報告をしてくれる場であり、元プロ野球選手(元プロ野球指導者)が技術的、専門的な講義をしてくれる場でもあります。生徒たちは2日間みっちり座学で、トレーニング理論やスポーツ心理学の基礎、内野守備について学びました。昼休みには、元阪神タイガース球団トレーナー兼WBC日本代表元トレーナーの手嶋氏から、本校投手陣が身体の使い方に対する指導を受けることができました。とても幸せな時間でした。

元プロ野球選手による内野守備の講義の際の質疑応答では、幸運なことに私が挙手をしたら司会者が私を当ててくれました。元広島カープ監督の野村謙二郎氏、元オリックスの大島公一氏、元巨人の片岡保幸コーチにキャッチボールの基礎について質問したところ、お三方とも丁寧に答えてくれました。

本校野球部員にとってこの2日間は、大変勉強になる時間でした。ここで学んだことを必ず今後の練習ならびに試合に活かし、公式戦で勝利を挙げるべく、努力をしていきたいと思う所存であります。

中学生の皆様、多摩高校野球部ではこのように「勝つために野球に取り組む」だけでなく、「野球を科学的に勉強し、野球を通して研究の進め方を学ぶこと」、野球を通じてプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を高めること」も大切にして日々練習に取り組んでいます。ぜひ本校野球部で、一緒に野球を真剣にプレーしながら、勉強しませんか?野球は科学的にまだ理解が進んでいない分野が実はたくさんあります。野球が大好きな選手を、心よりお待ちしております!


   多摩高校野球部監督 飯島 佑   








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