2011年5月

第7回 上野・谷中

2011年05月30日(月) | コメント(0)
 【第7回 お江戸散策 上野恩賜公園、谷中、入谷界隈】    平成23年4月30日(土)

 この度のお江戸散策は、当初、3月12日に行う予定であったが、東日本大震災のため急遽中止し、その後被災者の心情を思いはかり無期延期としていました。しかし、いつまでも自粛をつづけるよりも、平常の生活に戻ることが、復興への遠因に通じるとの後押しを得たことから、忌引き明けの4月30日に実施することになった。実施案内が急であったにもかかわらず、散策愛好者11名が参加してくれた。上野駅公園口に集合し、上野恩賜公園の旧跡から散策をスタートした。この上野台地は徳川家康のブレーンであった天海大僧正の提案により、江戸城の鬼門であった当地に、東叡山寛永寺を建立された。江戸時代までは、壮大な伽藍な形成され、寺院、塔頭が山全体を覆う景観であったと言うが、惜しむかな、幕末の彰義隊戦争において多くの塔頭寺院が焼失して、興廃した。明治に入ってから、10年に開催された勧業博覧会を契機に、博物館、美術館、芸術大学そして動物園の施設が造られて都内有数の公園として今日に至っいる。有名な西郷隆盛像、清水観音堂、弁天堂、時の鐘鐘楼、上野東照宮、東京芸大の前進である奏楽堂などを見学した頃にランチタイムとなり、東京国立博物館内のレストランで、美味しい昼食を味わった。午後からは、東京大空襲で被災された方々の鎮魂碑、それに両大師堂、三代将軍家光が死去したとき殉死した家臣達の墓、寛永寺の歴代将軍家墓所、寛永寺本堂の根本中堂など、江戸の名残をとどめるスポットを見学した。次いで谷中界隈に向かう。ここは寺院が沢山の立ち並び、まさに寺町である。この散策では、幕末三舟と言われた高橋泥舟と山岡鉄舟に因縁のある大雄寺と全生庵、帝国憲法起草者井上毅が眠る瑞輪寺そして愛染かつら所縁の自性院を訪れた。谷中共同墓地では、長谷川一夫、徳川慶喜の墓を詣でるとともに、谷中の象徴だったが惜しくも焼失した五重塔の跡地を暫し眺めて、幸田露伴の小説「五重塔」の一節を偲んだ。墓地を横断するように抜けて、山手線陸橋を越え根岸に入った。江戸から明治期は、牧歌的な風情があり、詩や小説をいそしむに相応しい風情であったといい、そこには落語家 林家三平の館、俳人正岡子規が住んでいた庵、豆腐料理の名店「笹の雪」などがある。しかし、今日景観は一変し、その面影は感じられない。最後は「おそれいりやのきしぼじん」で知られた入谷鬼子母神像のある真源寺を訪れ、今回の散策をお開きとした。散策箇所は、30ケ所に至り、明治~昭和にかけて大きく様変わりした一帯であるが、江戸の香りが所々に残っていて、散策の主旨を十分味わえた魅力あるコースであった。このあと鶯谷駅近くの居酒屋にて、反省会を行い、談笑しながら今日の一日を振り返った。(石井義文)(資料
これより懇親会
多摩高陸上部活躍 !
6月16日~20日に千葉県総合スポーツセンターで行われる関東高等学校陸上競技大会に出場する多摩高校陸上競技部に激励金を贈呈しました。5月14日,15日,21日,22日に行なわれました関東高等学校陸上競技大会神奈川予選会(小田原市営城山競技場 203校 3191名参加)において下記の成績をおさめた2選手が出場します。

走り幅跳び 優勝 鈴鹿 なつみ(3年)   記録 5m70
1500m    2位 松井 隼人  (2年)   記録 4分05秒46


鈴鹿選手
“関東大会でも優勝を目指します!”

陸上競技部顧問 伊藤史嗣先生
“この種目には力のある有力選手が多数出場しますが、伸び盛りの2年生として全力を尽くし上位入賞することを期待している。”