同窓会長ご挨拶

同窓会長ご挨拶(2021)

2021年01月05日(火) | コメント(0)
中野知子(18期)

 今期、新会長に選任されました中野知子です。皆様どうぞよろしくお願い致します。
 私はこの9年間、副会長として同窓会に携わってまいりましたが、今後は諸先輩方の築き上げてこられたこの会を、粛々と引き継ぎつつ盛り上げ、次の代へと繋げて参りたいと思っております。さらに「女性の会長」という目新しさが、卒業生や在校生の皆様の目を、少しでも同窓会活動に向けて頂く「きっかけ」となれば幸いでございます。
 さて、この度退任されます殿川会長におかれましては、歴代会長はじめ、役員・幹事・会員の皆様の構築された同窓会ネットワークの更なる充実を図られるとともに、同期会・職域会・各種支部会等の発展にご尽力をされて来られました。ここに深く敬意と感謝を表する次第でございます。
 ここで、同窓会活動について簡単に概要をお話し致します。まず、年1回発行の会報誌により母校や同窓生の近況報告を行うとともに、各卒業年度の同期会のほか、職域会(市役所会、法曹会、霞が関会、弁理士会等が活動中。他に医師会など立ち上げ検討中。)・部活OB会・地域の支部会・進学先OB会(三田会(慶応)・稲門会(早稲田))等の立ち上げに協力させていただき、会合に同窓会役員を派遣し、連携を行っております。
更に、各界でご活躍のOB・OGの皆様へのご講演依頼や卒業生と在校生の交流の場を設ける等を行い、在校生の皆様の進路選択や受験のお役に立てていただければ幸いと願っております。
 同窓会活動は活発ではない高校もあるようですが、60周年を過ぎ、伝統校となりつつある多摩高を私たちは誇りに思いますし、懐かしんでもいます。卒業生の活躍を聞けば、嬉しく思いますし、在校生の動向や評判も気になります。言わば「多摩高愛」を育んでいきたいから同窓会活動を存続させたいのです。そこで、これらを引き継いで、ますます発展させて参りたい所ではございますが、折しもこのコロナ禍におきまして、通常のようにはいかない状況となっております。皆さまもご存知の通り、多人数が集会するのは現在難しく、十分な感染防護対策を行わなければなりませんし、これには大変な労力を必要としますし、どこまでしても安全が100%保障されるわけではなく、リスクが伴います。そこで、2020年度の春の幹事会及び秋の臨時幹事会では「書面とWEB」で、総会はこれに動画を加えオンデマンド形式で進める事とさせて頂きました。今後の幹事会および総会も、社会とコロナの情勢を見極めながらとなりますが、この形式を取り入れながら、同窓会活動を進めて参りたいと存じます。会員の皆様には、かかる状況にご理解を頂き、なお一層のご支援をお願い申し上げます。
 さて、多摩高は既に新校舎が完成し、グラウンドの整備などを終えれば工事も全て終了となります。大多数の同窓会員の皆様が慣れ親しんだ懐かしい多摩高の景観ではなくなり、寂しく思う気持ちもおありでしょうが、今後も老朽化すればその都度建て替えを繰り返し、変貌していくわけです。そう考えれば「将来、多摩高の外観がどのように変わろうとも、同窓生の皆様が培ってこられた多摩高の精神が、未来永劫脈々と受け継がれていかれれば、多摩高スピリットは変わりません。そのためのサポートが同窓会の役目であるのでしょう。
 従いまして、同窓会から現役生へのfeed backと交流の機会も更に増やしつつ、学校とPTAの皆様との連携も続けて行ければと思っております。いまだCOVID-19の収束の兆しは見えませんが、私は医師でありますのでwith CORONAの形を模索しながらできる限り危険のないよう同窓会活動を進めて参りたいと思いますので御協力の程宜しくお願い致します。
 最後に皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、就任のご挨拶とさせて頂きます。
2021年1月 18期 中野知子
 

同窓会長ご挨拶(2020)

2020年09月11日(金) | コメント(0)
 
困難を乗り越えて            

  殿川一郎(16期)    

 会員の皆様の日頃のご協力、ご支援に厚く感謝申し上げます。
 本年に入り、新型コロナウィルス感染が世界的な規模で拡大し、日本でも多くの方々が亡くなられ、経済社会活動にも著しい停滞をもたらしました。会員の皆様のほとんどがこれにより何らかの影響受けられたのではないかと存じます。大きな被害を受けられた方には衷心からお見舞いを申し上げます。
 
  母校においては多くの他の学校と同様長期にわたる休業を余儀なくされましたが、現在、様々な工夫をしながら、昨年指定を受けたSSHの取組を始めとする教育活動を推進されているものと拝察致します。次代を担う若い生徒の皆さんがこうした困難な時期を逞しく乗り越え成長されることを心から願うところであります。
  私どもの同窓会活動も、総会、各期の同窓会が中止・延期等になりましたが、春の幹事会は始めて「書面・WEB」という方式で開催させていただきました。これからも安全・安心面に充分配意しつつ試行錯誤しながらの取組みが必要と考えております。
 
  新たな日常、生活様式が求められ、人の集い方も変わらざるを得ないと言われています。しかし、どの様な状況になっても、人と人との出会い、絆の大切さ、ともに青春の時を過ごした心のふるさとの尊さに変わりはないと存じます。その意味で、同じ多摩高で育った同窓生の親睦を深め、母校を支援することを目的とする同窓会の役割には今後とも大きなものがあると思います。
  会員の皆様には、引き続き同窓会活動へのご協力、会費の納入などによるご支援をよろしくお願い申し上げます。
 
 様々な面でまだまだ不透明な情勢が続くと思われますが、コロナ禍に負けることなく、ご一緒にこの困難な時期をあせらずひるまず乗り越えて参りましょう。

退任のご挨拶 

2017年06月19日(月) | コメント(0)

 去る5月、2期6年の任期を満了し、同窓会会長を退任いたしました。この間の皆様方のご支援、ご協力に対しまして、心から感謝申し上げます。
 同窓会会員はすでに2万人をこえ、この3月には24年度から始まった新校舎が完成し、60期~62期生が新校舎で勉学に励んでおります。すでに旧校舎は1・2棟をのこすばかりとなり、夏ごろからは旧校舎の解体工事が始まる予定と伺っております。
 この6年間の同窓会の歩みをひとことでいえば「ネットワーク(交流の場)創設」にまい進してきたということになると思います。一時、その活動を休止させていた同窓会が21年前に再建され活動を再開していらい、同窓会の「ネットワーク」を拡大するとの構想は一貫した基本理念でした。
 歴代会長がその基本路線に基づき、同窓会運営を行ってこられた流れを引き継ぎ、6年間、副会長・事務局の皆様ともども歩んでまいりました。その結果、基礎的活動母体である「同期会」および「クラブOB会」に加えて、ネットワークを拡大するツールとして「霞が関会」「弁理士の会」「法曹会」「川崎区・幸区会」「多摩高三田会」がこの間、次々と誕生し、先行して活動をおこなっている「川崎市役所会」とともに、会員間の交流をはかり、もって母校の発展に寄与する活動をおこなってまいりました。これもひとえに幹事及び会員の皆様のご協力のおかげであるとあらためて厚く御礼申し上げます。
 今後は事務局長として事務局体制をより強固なものとするべく努力する所存でございます。今後ともご指導ご鞭撻たまわりますようよろしくお願い申し上げます。

 9期同窓会会長
安部卓見

同窓会長ご挨拶(2016)

2016年09月13日(火) | コメント(0)
 
同窓会ネットワークをさらに強固に     

  同窓会長 安部卓見  


 この度の熊本地震により被災されました方々に心からお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
 さて、会員の皆様におかれましては、ご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。母校の3・4棟がすでに解体され、今年度中には跡地に中央棟と西棟が完成し、2・3年生が使用している東棟とともに新校舎で全生徒が勉学に励むこととなる予定です。来年の同窓会総会はお披露目もかねて新校舎で開催したいと考えております。おってHPでご案内いたしますので奮ってご参加ください。あわせて創立60周年を経過した母校の記念事業が来年秋には開催される予定です。 
 同窓会も活動休止期間をへて再建され20年をすぎ、活動の基本方針である「ネットワーク構想」(下図)に基づき、ますますその活動がさかんになってきました。
 同窓会活動の核ともいうべき「同期会」は1期から30期台さらには40期台へと開催のはばがひろがっております。いまだ開催されていない期についても開催していただくようお願いいたします。
 「部活OB・OG会」は創部60年を迎える部が次々と記念事業をおこなっております。ここ数年、その結成に全力を傾けてきた「職域会」についても「川崎市役所会」「弁理士の会」「霞ヶ関会(国家公務員の会)」「法曹会(判事・検事・弁護士の会)」が定期的に活動をかさねて定着してきております。
同窓会ネットワーク構想で実現していなかった支部会の先陣をきって「川崎区・幸区支部会」が昨年11月1日、誕生いたしました。これは世代を超えた交流の場の創設という同窓会の目的の究極の形態ともいうべき組織で、今後、他の川崎市内の区単位の支部結成に向けて引き続き努力してまいります。
 同窓会の諸活動及び卒業生・在校生の活躍の広報にも精力を注いでおり、会報誌の充実・HPの随時更新・FBへの情報提供などに鋭意つとめております。
 今後ともこれらの各会合を充実させ交流を強固にするとともに、学校およびPTAとの連携をより深め「母校の発展に寄与」して参ります。引き続きご指導・ご鞭撻たまわりますようよろしくお願い申し上げます。

 

同窓会長ご挨拶(2015)

2015年08月01日(土) | コメント(0)
 

あらためてネットワーク活動について  
 

 あらためてネットワーク活動について

会員の皆様におかれましては、ご健勝にお過ごしのこととお慶び申し上げます。母校のあの二階建ての校舎はすでに3棟・4棟が解体され、2年目をむかえた新校舎では3年生・2年生が学業に取り組んでいます(1年生は旧校舎)。校舎がかわっても多摩高精神は今後も脈々と受け継がれていく事でしょう。

 昨今、1万9千人におよぶ母校卒業生の多方面でのご活躍を見聞する機会も多く、その度に懐かしく母校を思い出されることも多々あるのではないでしょうか。戦後、川崎市内初の県立高校として昭和31年に1期生が入学した母校は今年の4月には60期生を迎え入れました。
 節目をむかえたこの時期に、同窓会の目的および現在の活動状況を整理し、今後の方向性を明確にしたいと思います。1期生が卒業した年に創設され活動を続けていた同窓会は諸事情から活動休止状態となりました。約10年の空白を経て同窓会が再建され今年、20年目をむかえました。
この間、活動の基本方針として「ネットワーク構想」を一貫して基軸にすえ、さまざまな活動をおこなってまいりました。

 

  • ネットワーク活動の目的
 図にあるように「同期会」「部活OB会」「職域会」「支部会」の活動を通じて幹事会および総会に多くのOBが参加することにより、同窓会のネットワークを拡充させ世代を超えた会員間の親睦・交流を活発化し、もって部活動への支援など母校の発展に寄与していこうというものです。

  • 現在の活動状況
  「同期会」は1期から30期台にいたるまでほとんどの期で開催されております。「部活OB会」もオープン参加が可能な野球部新年会、本格的な稽古を行っている剣道部(緑陽会)、登山を企画実行しているワンゲル部など多くの部活で特色ある活動がおこなわれております。

 「職域会」については、定例化した「川崎市役所会」に続くよう、ここ数年その結成に全力を傾けてきた結果、おそらく他に類例を見ないであろう「弁理士会」、定例化されつつある「霞ヶ関会(国家公務員の会)」および5期生から48期生までのメンバーで構成する「法曹会(判事・検事・弁護士の会)」などが活動をしております。
 また、同窓会活動のもうひとつの柱である母校の発展に寄与していくという活動についても事案に応じてPTAと連携をとりつつ、学校の要請にもとづき、適宜、旧校舎のジオラマ制作や食堂の補修、社会人出前講義講師推薦など協力体制をとってきました。

  • 今後の方向性
 今後とも上記の各会合を充実させネットワークを強固にし交流を促進するとともに、準備を進めている世代を超えた交流の場としての「川崎市内の区を単位とした支部会」の結成に向けて努力していきたいと考えております。この他にも課題は山積しておりますが、役員と引き続き努力してまいりますので、ご指導・ご鞭撻たまわりますよう宜しくお願い申し上げます。

同窓会長ご挨拶(2014)

2014年12月21日(日) | コメント(0)
 
         

同窓会長 安部 卓見

川崎市内の支部の結成に向けて

  
会員の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。去る5月31日におこなわれた幹事会で、私が会長に再選され、引き続き再任された副会長および新たに誕生した24期・32期の副会長とともに新役員体制が発足したことをまずご報告いたします。

次にお伝えしたい事項がございます。2ケ月前の5月から朝日新聞の「青春スクロール」欄で多摩高校がとりあげられました。このシリーズは、卒業生が青春まっただ中の高校時代をふりかえり、その思い出を語り継いでいくというものです。朝日新聞社さんには、県内の伝統校に続いて8番目に本校をとりあげていただいたことに深く感謝の意を表したいと存じます。

さて、同窓会の平成25年度活動状況です。多くの期で同期会」が開催され、そのほとんどの同期会に参加させていだき交流・情報交換をいたしました。また、クラブOB会にも役員が参加させていただき新校舎の建設状況の情報提供など幅広く交流をいたしました。

次に「職域会」関係では恒例化している川崎市役所会、3回目となる弁理士会に加えて、新たに法曹会(判事・検事・弁護士で構成)及び霞が関会(霞が関の官公庁に勤務経験のあるOBで構成)が発足いたしました。この3年間に新設された三つの職域会は他校にはおそらく例をみない会であろうと自負しております。今後、新たな会員の方々が増加し会を重ねられることが大いに期待されるところです。
以上のネットワーク構想に基づく交流の結果、得られた情報をほんのわずかではありますが、「青春スクロール」に反映させていただいたと考えております。

 また、「支部会」に関する方針として、従来の地方支部会にくわえ、川崎市内の各区ごとの支部会を結成したいと考えております。
これまでの同期会の開催状況からみて、卒業して10年余は同期会が開かれないことが通例であることから、20代の会員の同窓会とのかかわりが希薄であることを解消し、年代を問わず広く、かつてその区内に住んでいたOBも参加できるような受け皿を結成しようというものです。
 同窓会活動を円滑にすすめるためには学校及びPTAとの連携」もかかせません。その一つとして学生食堂のPTAとの共同修繕があります。選択授業がとりいれられた昨今では、食堂が学生の授業の合間の勉強の場もしくはサロンとしても活用されておりますが、経年劣化により屋根のひさしの部分のあちらこちらが何か所も破損し利用に支障をきたしておりました。そこでPTAと連携をとり共同事業として緊急修繕を実施いたしました。

 今後ともさまざまな交流の場を創設できるよう、非力ではありますが努力いたして参る所存でありますので、どうぞご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。



同窓会長ご挨拶

2014年11月01日(土) | コメント(0)
同窓会会長  安部卓見
 「交流の場」をさらに広げる活動について

                 
  会員の皆様にはつつがなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 日頃から同窓会活動に対して深いご理解と支援・ご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。

 同窓会活動の現状と今後の運営方針についてご説明申し上げます。
 「同期会」の開催状況ですが、多くの期で活発に開催されており、今後もさらに若い期で同期会が開催されるよう期待するとともに、そのサポートをしていきたいと考えております。

 「部活動OB・OG会」もすでにいくつかのクラブで定期的に開催され定着しております。なかでもユニークな活動をされている野球部のOB会をご紹介いたします。毎年の新年会では野球部のOBに加えて野球部を応援する同窓会員の参加が自由で、例年百名を優に超す参加者で会場があふれかえり、和気藹々の交流の場となっております。この卒業生に広く開かれた集いは同窓会の現執行部の掲げる世代を超えたオープンな交流の場の設定という活動方針のコンセプトにマッチングするものであり、今後もますます活況を呈することを期待するものであります。同期会・部活動OB・OG会とも同窓会事務局に連絡いただいた集いには役員が参加させていだき、母校建て替えの状況・在校生の活躍など種々の情報を提供させていただいております。

 「支部会」は、これまで「関西・東海支部」が数回開催され今後も地方支部会の開催をバックアップしていく方針にかわりはないのですが、今年度はあらたに会員の居住割合の高い地域すなわち川崎の区単位の支部会をたちあげていきたいと考えております。年代を超えて同窓生―特に若い世代の同窓生―の輪を広げていくには、この方法がよいと判断いたしました。

 「職域会」は恒例化している「川崎市役所会」と2回目が開催された「弁理士会」に続き、弁護士・判事・検事などの方々で構成される「法曹会」も近々、開催される予定となっております。職域会の活動は、メンバーの親睦をはかることはもちろんのこと、在校生に職業の魅力をつたえるキャリア教育の受け皿ともなりうるもので、今後も、新たな職域会の結成に向けて努力していきたいと考えております。

 さらに同窓会活動を円滑に推進するためには、「学校およびPTAとの連携」は不可欠であり、引き続きパイプを太くし交流を深め、校舎建て替えに伴う要請等にこたえてまいります。

 以上の活動をよりスムーズに行うために役員を増員し、若い世代に対応できるよう20期台の副会長の誕生をみたところです。今後よりオープンで世代を超えて会員同士の絆が深まるよう様々な交流の場を設定していく所存です。引き続き皆様のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。