多摩高校恒例の伝統行事の一つである「第48回 合唱コンクール」が6月10日(金)川崎教育文化会館にて開催されました。1年生~3年生までの各クラス合計21組が、日ごろの練習成果を遺憾なく発揮して見事なハーモニーで歌い上げました。合唱コンクールには、主役の学生たちはもとより、PTAならびに一般のファンの方々も多く来場し、開会される10:30には、およそ1,000人が会場の席を埋めました。高まる緊張と熱気に溢れる雰囲気のなか、石塚校長、伊藤生徒会長 原田実行委員長のあいさつでコンクールが開始されました。各クラスとも、「若人の歌」「あんたがたどこさ」「鴎」の3曲から選択した課題曲と自由曲の2曲を唱い、初出場の1年生は緊張気味、昨年体験した2年生は少し余裕を持って、3年生は高校生活の思い出に残そうという意気込みが感じられました。指揮をする人、ピアノで伴奏する人がそれぞれクラスから選出され、訓練の末技術を習得して合唱団を編成したようですが、普通高校の生徒たちとは思えないその音楽レベルの高さに感動させられました。10名の審査員により、歌唱のバランスや歌詞の内容を感動させる表現が謳い出されているかなどの点を評価されて、今年度は3年5組が最高得点を獲得しました。2位は1年5組でした。 | |
ぞくぞく入場! | |
石塚校長 | |
【感想】 多摩高同窓会 副会長 中島秀隆 (19期) 平成23年6月10日(金)に恒例の校内合唱コンクールが教育文化会館(川崎区)で行われた。 既に48回。田山一彦先生の残された合唱文化がさらに発展し、本年も質が高った。 特筆すべきは、1年生の活躍である。 中学校でも合唱が盛んなせいか、入学3ケ月にもかかわらず、完成度の高い水準である。 新転入教諭ほか、特別審査員にかつての本校音楽科教諭 岩本達明先生(現弥栄高)も加わり、2階席は保護者で一杯である。生徒会長伊藤君の挨拶のとおり、様々な思いで参加しているだろう、ここまで色々あっただろう、そんなクラス内の経過や成長が、歌いだしからも感じられる。 どのクラスも一生懸命さの伝わる演奏である。 昨今は、クラスによっては、市民館ホール等を借りて仕上げの練習することもあるそうだ。 そのせいか、3年生の演奏には聴きごたえがあり、気がつくと周りの保護者は身を乗り出して聴き入っている。 結果は、圧倒的なまとまり感と芸術性で3年5組が優勝した。また予想通り、準優勝は1年5組!! 最下位まで順位が発表される。クラスの面目を賭けた伝統行事である |