平成28年1月31日(日)多摩高校同窓会臨時幹事会が、武蔵小杉の川崎市総合自治会館で開催されました。1期生の鈴木由起子さんから、最も若い方は高校卒業2年目・56期生の荒井紀彦さんまで、総勢31名に参加いただきました。
会の冒頭では、安部会長から、昨年活躍したOB・OGについての紹介を交えて、ごあいさつをいただきました。引き続いて講演が行われました。今回は、18期生で同窓会副会長・内科医(医学博士)の中野知子さんを講師に、「今、なぜメタボ対策が必要か?~素のままでは、ヒトの寿命は50年です。~」という、中年にはちょっとショッキングな演題でご講演をいただきました。
今、日本は世界一の長寿国ですが、江戸時代から昭和22年ごろまで平均寿命は50歳ぐらいだったそうです。今の日本人は、50歳を過ぎると死亡原因として、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患が多くを占めますが、メタボリックシンドロームによって心筋梗塞、脳卒中、腎不全、大動脈解離、認知症などの血管系疾患が引き起こされるとのことです。高血圧・高血糖・高尿酸・高中性脂肪の共通の根となる肥満・内臓脂肪の蓄積を減らすこと、すなわちメタボ対策の必要性を、最新のデータに加えて、徳川将軍の寿命や藤原道長が糖尿病であったことなど歴史上の人物の話も交えて、分かりやすく説明していただきました。質疑も活発に行われました。
次に、議長に三上さんが選出され議事に移り、「(1)活動状況の報告と意見交換」では、安部会長から同窓会費の支払い方法について、従来のゆうちょ銀行および市中銀行、インターネットバンキングの振込に加えて、コンビニエンスストアの振込について提案がありました。
コンビニエンスストア振込の場合は支払期限を設定する必要がありますが、毎年、7月に会報を送付すると7~9月に多くの会員が会費を振り込みますので、手数料を抑えるため、この時期に振込の期間を設定すること、コンビニエンスストア振込の場合は金額を変更できないので、金額を変更する場合は従来の郵便振込を使用するなど、について説明があり、質疑が行われコンビニストア振込導入については幹事会として了承され、5月幹事会で細部について補足説明することとなりました。幹事会で承認された基本事項は以下のとおりです。①コンビニエンスストア振込の導入(3ケ月)②ゆうちょ・市中銀行からの振込は従来どおり③振込用紙についてコンビニエンスストアは独自新規用紙、ゆうちょ等銀行の用紙は従来どおり。
「(2)今後の日程について」では、平成28年3月19日(土)に若手幹事会(54期~58期対象、会場は母校)を、5月22日(日)に幹事会を(会場未定)開催することが確認されました。
最後に、懇親会に参加できない方々から自己紹介とごあいさつをいただき、臨時幹事会を終了しました。
その後、場所を恒例の「串駒」に移し、懇親会を行いました。例年の通り、参加者全員に近況報告をしていただき、懇親会の最後は、校歌を斉唱して閉会しました。多摩高の歴史を反映するように、幅広い世代の方にご参加いただきましたが、世代を超えて多摩高の伝統が受け継がれていることを感じるひとときでした。