中野知子(18期) |
今期、新会長に選任されました中野知子です。皆様どうぞよろしくお願い致します。
私はこの9年間、副会長として同窓会に携わってまいりましたが、今後は諸先輩方の築き上げてこられたこの会を、粛々と引き継ぎつつ盛り上げ、次の代へと繋げて参りたいと思っております。さらに「女性の会長」という目新しさが、卒業生や在校生の皆様の目を、少しでも同窓会活動に向けて頂く「きっかけ」となれば幸いでございます。
さて、この度退任されます殿川会長におかれましては、歴代会長はじめ、役員・幹事・会員の皆様の構築された同窓会ネットワークの更なる充実を図られるとともに、同期会・職域会・各種支部会等の発展にご尽力をされて来られました。ここに深く敬意と感謝を表する次第でございます。
ここで、同窓会活動について簡単に概要をお話し致します。まず、年1回発行の会報誌により母校や同窓生の近況報告を行うとともに、各卒業年度の同期会のほか、職域会(市役所会、法曹会、霞が関会、弁理士会等が活動中。他に医師会など立ち上げ検討中。)・部活OB会・地域の支部会・進学先OB会(三田会(慶応)・稲門会(早稲田))等の立ち上げに協力させていただき、会合に同窓会役員を派遣し、連携を行っております。
更に、各界でご活躍のOB・OGの皆様へのご講演依頼や卒業生と在校生の交流の場を設ける等を行い、在校生の皆様の進路選択や受験のお役に立てていただければ幸いと願っております。
同窓会活動は活発ではない高校もあるようですが、60周年を過ぎ、伝統校となりつつある多摩高を私たちは誇りに思いますし、懐かしんでもいます。卒業生の活躍を聞けば、嬉しく思いますし、在校生の動向や評判も気になります。言わば「多摩高愛」を育んでいきたいから同窓会活動を存続させたいのです。そこで、これらを引き継いで、ますます発展させて参りたい所ではございますが、折しもこのコロナ禍におきまして、通常のようにはいかない状況となっております。皆さまもご存知の通り、多人数が集会するのは現在難しく、十分な感染防護対策を行わなければなりませんし、これには大変な労力を必要としますし、どこまでしても安全が100%保障されるわけではなく、リスクが伴います。そこで、2020年度の春の幹事会及び秋の臨時幹事会では「書面とWEB」で、総会はこれに動画を加えオンデマンド形式で進める事とさせて頂きました。今後の幹事会および総会も、社会とコロナの情勢を見極めながらとなりますが、この形式を取り入れながら、同窓会活動を進めて参りたいと存じます。会員の皆様には、かかる状況にご理解を頂き、なお一層のご支援をお願い申し上げます。
さて、多摩高は既に新校舎が完成し、グラウンドの整備などを終えれば工事も全て終了となります。大多数の同窓会員の皆様が慣れ親しんだ懐かしい多摩高の景観ではなくなり、寂しく思う気持ちもおありでしょうが、今後も老朽化すればその都度建て替えを繰り返し、変貌していくわけです。そう考えれば「将来、多摩高の外観がどのように変わろうとも、同窓生の皆様が培ってこられた多摩高の精神が、未来永劫脈々と受け継がれていかれれば、多摩高スピリットは変わりません。そのためのサポートが同窓会の役目であるのでしょう。
従いまして、同窓会から現役生へのfeed backと交流の機会も更に増やしつつ、学校とPTAの皆様との連携も続けて行ければと思っております。いまだCOVID-19の収束の兆しは見えませんが、私は医師でありますのでwith CORONAの形を模索しながらできる限り危険のないよう同窓会活動を進めて参りたいと思いますので御協力の程宜しくお願い致します。
最後に皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、就任のご挨拶とさせて頂きます。
2021年1月 18期 中野知子