2010年

【開催日】  2009年12月5日
【開催場所】  日比谷 松本楼      〔参加者〕  61名
  前回の同期会からは9年ぶりとなった【第三回多摩高14期同期会】
ほんの数年前に母校を卒業したような思いとはうらはらに気がつくと50代後半になっている私たち14期生
開会してすぐには、お互いの顔と名前が一致しなかったり、自分の在籍クラスを思い出せず「クラス一緒だったっけ?」と尋ね合ったりと少々心もとないメンバーでしたが・・・
時間の経過とともに在籍時の顔や声・仕草などが記憶の中から浮かび上がり「あぁ、その話し方変わらないねぇ」とか「体育祭の仮装行列を一緒にやったよな?」などと会話がはずみ・・・アッという間の三時間でした。
 孫の写真を携帯の待受画面にしている女性もいれば「家にはまだ小学生がいるよ。教育費を稼がなくちゃ!!」と自らに喝を入れる男性もあり・・・
大病を克服して元気な姿を見せてくれた人や不景気の波をもろにかぶり早期リタイアの道を選んだ人など、時代の流れの中で生活のベースとなるものは千差万別・・・
それでも、あの【激動の年】と言われた1969年4月に入学した14期生の心の真ん中には【多摩高魂】が健在でした!!!

 次回の14期同期会は2011年秋を予定しています。
第三回14期同期会の席上で選出された10名の幹事が、今年に入り何度か幹事会を開き【神奈川県立多摩高等学校14期同期会】としての会則(規約)制定や運営費に関する会計処理、会員名簿の整備、そして同窓会担当幹事の選出などについて一歩ずつ話し合い、同期会実施への準備活動を進めています。
そこでお願なのですが・・・
前回の同期会案内が届かなかった方や同窓会報が届いていない方は、14期会名簿上【所在不明】となっている方々です。
もし近くに該当者がおられましたら14期会事務局の高橋和男・紀美代【Mail : tamakou14@yahoo.co.jp】まで、ご連絡下さるようお願い致します。

第4回 高輪・三田

2010年01月05日(火) | コメント(0)
 〔高輪・三田界隈〕      平成21年12月5日(土)
   第4回お江戸散策は高輪・三田界隈を選択しました。この界隈は幕末期においてイギリスフランス、オランダ、アメリカ等の外国公使館が置かれていて、攘夷派が外国人を襲撃して殺傷するなどの事件が起きました。今回は、その事件の因果関係を学びながら散策することにしました。また、ここには「それまではただの寺なり泉岳寺」を詠われた泉岳寺もあり、討入り後の赤穂浪士たちの足跡や命運を辿ってみることにしました。コースは品川駅高輪プリンスホテル東禅寺(イギリス公使館跡)承教寺(英一蝶墓所)泉岳寺大石良雄自刃の地覚林寺→  立行寺大信寺 → 長松寺(荻生徂徠墓所) → 斉海寺(フランス公使館跡) →龍源寺 → 善福寺(アメリカ公使館跡) →三井倶楽部イタリア大使館(赤穂浪士10名の自刃地)→慶応大学三田キャンバス薩摩藩上屋敷跡西応寺西郷隆盛・勝海舟会見の地などの散策です。当日は、曇天のち雨、気温やや寒いの予想の中でしたが、散策愛好者13名が参加しました。朝のうちに訪れた東禅寺では普段、一般公開をしていない奥の院や庭園を特別観賞させていただける機会を得ることができました。英国公使オールコックが駐在した部屋からは、静寂に包まれた日本庭園が広がっていました。 池にはカルガモやマガモが泳ぎ対岸の岩場にはサギが羽を休めていて、水墨画のような、当時と変わらない光景を見ることができました。また、ご住職のご丁寧な説明で東禅寺400年の歴史と幕末時に受けた大きな災難を知りました。それから、1874年に撮影された貴重な写真も拝見させていただき、当時の東禅寺山門前や寺院から見た品川沖にお台場が映っている風景を観賞することができました。今回の散策コースには赤穂浪士が4藩にお預けになって切腹したところが3ヶ所あり、彼らに名誉の切腹を断じた荻生徂徠も近隣の寺院に眠っていることに、しみじみとした悲哀のようなものを感じました。 善福寺では米国公使のハリスだけでなく、福沢諭吉翁、越路吹雪さんの足跡にも触れることができました。最後に訪れた西郷・勝会見地跡では、江戸城攻撃を寸前で中止したドラマチックな物語があり、その西郷の決断の背景には、外国勢力の強い意向が働いていたことも学びました。今回の散策は途中から雨に見舞われ、気温も下がってきて肌寒い中の歩行でしたが、皆楽しみながら元気に歩き通しました。散策後は、慶応通りにある居酒屋で懇親会を行い、先月行われた同期会や高校駅伝神奈川大会に多摩高が連覇したことなどの話題を肴にして、楽しいひと時を過ごしました。  (文:石井義文) (資料)

 
懇親会
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