第5期生

第11回 自然科学園・多摩御陵

2014年05月21日(水)
多摩森林科学園・多摩御陵ハイキング
 「さくら」といえばソメイヨシノ・・・と世にもてはやされるが、その盛りをとうに過ぎたころ、いつも元気な5期のメンバーが珍しい桜の宝庫である多摩森林科学園を散策した。園内には原種・希少種・見本木など約1700本の桜が植えられ、2月下旬から5月上旬までそれぞれが時期ごとに見ごろということだが、私たちが訪ねた4月21日も園内いっぱい今を盛りと咲き誇る桜、しかもどれ一つとして見たことがないような珍種の桜でいっぱいであった。桜には花の名を示す木札が下げられているが、そのどれもが奥ゆかしい名で、桜と日本人の密接なつながりと奥深い意味を示して余りある。たとえば「御衣黄(ギョイコウ)」、薄い黄緑色の花弁、花の色・木の姿、それに重ね合わせて命名されたことが本当に心にしみてくるような、日本人の感性の豊かさを如実に示すような名である。
 山裾の傾斜地を利用した多摩森林科学園のアップダウンを心地よく歩いてから、その後、大正天皇・昭和天皇が葬られている多摩御陵を参拝した。JR高尾駅からJR西八王子駅までの1駅間のハイキングであるが、日本人の感性と原点に触れるハイクであった。  (文:渡辺直子)        ( スライドショー  )     
多摩森林科学園は、桜の宝庫です 
 

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