県立多摩高等学校長
梅田 俊輔
梅田 俊輔
本年4月1日付けで県立旭高等学校から転任してまいりました。どうぞよろしくお願いいたします。まずは4月8日に節目の第70回入学式が行われ、同窓会長の中野知子様及び同事務局長の安部卓見様のご出席を賜りました。お二方には年度当初より様々なご助言をいただきました。ここに改めて感謝を申し上げます。
さて、転任前に私が本校に抱いていたイメージは、自由闊達な校風の下、生徒たちが勉学のみならず、行事や部活動にも自主的に熱心に取り組む、というものでした。実際に本校に来てみると、そのイメージに加えて、他者と積極的なコミュニケーションを図り、協働して物事にあたる姿勢や自分の考えを掘り下げて新しいアイデアを生もうとする姿勢が強く感じられました。そしてそれが生来持ち合わせている素直さと人懐っこさに支えられ、何とも言えぬ「多摩高クオリティ」を作り出している。この雰囲気を生み出している原動力は何か。私はそれこそが2万人を超える卒業生の方々が作り出してきた伝統に他ならないと考えています。
本同窓会サイトを拝見しますと、期毎や部活動単位、職業別に至るまで活発に行われている同窓会の報告があり、その記事からは卒業生の皆さまの強い母校愛が随所に感じられ、何年経っても母校を温かく見守ってくださっているのだという思いを強くします。これは大変ありがたいことであり、こうした卒業生の方々の存在は現役の生徒たちにとって大きな財産であり、宝であります。SSHや県の「学力向上進学重点校」の取組を通じ、時代の推移とともに本校は日々進化していますが、変わらずに大切にしていきたいものがこの多摩高校には確かに存在しています。
「質実剛健」、「自重自恃」という二つの校訓に支えられた本校のよき伝統を絶やすことなく、生徒たちの社会のリーダーとなるべく高い次元での自己実現を目指し、皆さまの母校の発展のために精一杯邁進していく所存です。これまで同様、皆さまの温かいエールをお願い申し上げ、私の着任のご挨拶に代えさせていただきます。



本年4月に県立相模原総合高等学校長から転任してまいりました。「質実剛健」「自重自恃」の校訓のもと、社会で活躍する数多の人材を輩出してきた名門校の校長としての責を重く受け止め、更なる発展に力を尽くす所存です。















