2016年

第3回横浜散歩 旧横浜居留地・掃部山界隈

2016年2月18日(木)
 朝方は、まだ肌寒さを感じるが良い天気に恵まれ、みなとみらい線大通り駅に集合して駅前にある神奈川県庁から第3回横浜散歩をスタートした。神奈川県庁は横浜三搭のキングの搭を戴き、屋上展望台からの眺望は素晴らしく、みなとみらい地区、赤レンガ倉庫、横浜港大桟橋、象の鼻公園など横浜の名所を一望できる。そして、クイーンの搭、ジャックの搭も望観できる。しばし景観を楽しんだのち、この県庁建物に30余年勤務した今回参加者の石田稔氏に、庁舎内の知事室、副知事室など主要場所を案内していただいた。築後100年を経過した庁舎の柱や壁面の装飾は重厚で、テレビドラマの「華麗なる一族」のロケにも使用されたという。県庁見学を終えて、開港資料館に向かった。ここは、今から162年前に日米和親条約が締結された歴史的に由緒ある場所である。資料館中庭には、条約調印場の傍らに立っていた玉楠の樹が大樹となって歴史の生き証人として鎮座している。続いて横浜公園に向かう。横浜スタジアムを含む横浜公園一帯は、開国当時は海だったところは埋め立てられ、長崎の出島のような外国人居留地になっていた。公園の一角には幕府の公認遊郭も作られた。これが様々な物語を生んだ岩亀楼で、現在その跡地は和式庭園になっている。
 明治に入ってから、新政府はイギリス人リチャード・ブラントン技師を招き、洋式街路や公園、橋梁を次々建設し、今日の姿になっている。公園から、大通り方面に向かい、日本銀行横浜支店、横浜地方裁判所を経てジャックの搭で知られる開港記念館へ立ち寄った。このビルの一角には、岡倉天心誕生の地や日本初の商工会議所跡の碑が置かれ、観光スポットになっている。続いて、神奈川県警ビルや日本郵船歴史館の前を通って、煉瓦作りビル旧横浜製糸検査所(現・横浜合同庁舎)まで歩いてきた。所々に歴史的建造物があり、楽しめる散歩道である。ここらで昼近くになって来たので、合同庁舎内にある食堂に入って昼食を取ることにした。広い大食堂で、入ったときは空いていた席も正午を回ると、市役所職員が一斉に入ってきて、たちまち満席になった。早く入って正解でした。なかなか美味しく、安くて、迅速、時間も節約できて得した感じであった。

昼食後は、伊勢佐木町方面に向って馬車道を歩き、途中、東京芸術大学、旧横浜正金銀行(現・県立博物館)、横浜初の写真館跡、指路教会料亭 富貴楼跡(現・中小企業センター)などの解説板を読みながら散策をつづけ、かって、当時には珍しい鉄の橋が架けられ、外人居留地と伊勢佐木町と結んだ吉田橋に辿り着いた。ここも歴史的に由緒あるスポットである。これから先は、にぎやかな伊勢佐木町の商店街を真っ直ぐ歩き、途中、沿道にあるジュークボックスで「伊勢佐木町ブルース」を口ずさみながら、しばしの憩いを取った。曙町3丁目の信号を右折して、末吉橋を渡って赤門町に入る。

 ここには町名の因になった山門を真っ赤に塗られた東福寺がある。この寺は、徳川家から葵の紋章を許された名刹で、明治初期、伊藤博文や陸奥宗光らに贔屓を受けた料亭富貴楼の女主人お倉が眠っている。寺の後背部は野毛山である。寺を出て右折して、細い路地を登っていくと野毛山公園に出る。広い公園には展望台があり、ここからの眺望は県庁の屋上以上に広範囲の眺望が楽しめる。公園の散歩道には、人口が増加して水不足になった横浜に相模川上流からトロッコを利用して、44kmの水道路を建設したヘンリー・パーマーの胸像がある。水道路の完成で、横浜は大きく発展した。この都市の近代化は、多くの外国人技術者や学者によって齎されたことがわかる。
 しばし、眺望を楽しんだのち、野毛山を中央図書館方面に下って、向かいの伊勢山皇大神宮に向かった。明治3年に、神仏分離、国家神道の時代を迎え、国家鎮護を目的として伊勢神宮と同じ天照大神を祭神とする神宮を創建したものである。総檜造りの神殿や巨大な鳥居は見ものである。境内には乃木希典や蒋介石総統の顕彰碑がある。続いて神奈川奉行所跡に進む。幕府が開国後の横浜の外交業務や税関業務の行政を司る目的で作られた役所で、現在は県立青少年センターになっている。センターの北側の丘一帯は、鉄道山と呼ばれていた所で、明治15年、旧彦根藩の関係者が、藩主井伊直弼の銅像を建設する目的で買収し、高さ11mにも及ぶ井伊直弼像が建立された。現在は、掃部山公園になっている。この公園は約200本の桜が植えられ、桜の名所として大いに賑わっている。ここから、横浜駅への帰路の途中、2代目横浜駅の遺構を見学して本日の散策を終了した。このあとは、横浜地下街の居酒屋で一献を傾けながら本日の見どころを振り返り、談笑して良き一時を過ごしました。 (石井義文)
スライドショー        
【第5回 多摩高・弁理士の会】

平成26年1月30日に職域会のひとつである「多摩高・弁理士の会」を
溝ノ口のチャイニーズダイニング桂林にて開催致しました。
同窓会の安部会長もご出席下さり総勢12名の集りとなり、
各々の近況や業務や高校時代の話をつまみとし2次会まで盛り上がる楽しいひと
ときとなりました。
この職域会も発足してからはや5年目。
特許事務所に在籍する者、企業の知財部に在籍する者、
大学で学生に指導する者と知的財産に携わる様々な同窓生にご参加戴いております。
今後もこの職域会を継続して参ります。
弁理士に限らず同窓で知財関係のお仕事をされている方をご存じの方は
是非ご一報下さいますようお願い致します。

幹事:17期 木下茂

 多摩高14期 第6回 同期会 開催報告                      
 
 

 
 晩秋を迎えた2015年11月の土曜日昼下がり、武蔵小杉にあるホテル精養軒に我が同期が集い第6回同期会を開催した。小雨がちらつく空模様の中、定刻前から集まりはじめた面々の顔にはうっすらと「期待と不安」が混じった同期会特有の表情が窺えた。誰に会えるだろう? ~君は来るのだろうか? ~さんは来るだろうか? ~先生に逢えるだろうか?と。 多感な青春時代を共に過ごした仲間達だからこそ幾つになってもこの会に参加するときの「それ」は、冬眠から覚めた時のような新鮮さを以って浮かんでくるのかもしれない。
 
 今回は、いつもの会とは異なる内容を含んでいた。この会の事務局を長らく勤めてくれた髙橋和男・紀美代夫妻が幹事を退任することになったのだ。総会の中で皆さんにお知らせし、お二人にご挨拶をいただいた。今、この会が隔年で開催できているのもお二人の功績があったがゆえである。これを忘れずに「この会」を絶やさないよう頑張っていきたい。また、懇親会の中で新任の幹事をお願いできる人を探そうと奔走した結果4名の方にお願いすることができた。新任の幹事の皆さま、今後よろしくお願いいたします。
 
 プログラムは、懇親会へと進み恩師の先生方や同窓会副会長様からご挨拶・近況報告をいただき、渡辺好孝先生のご発声でグラスを乾して盛大な懇親会がスタートしました。場内は、仲間の語らう声や笑いで賑やかになり其処此処のテーブルでは、たくさんの笑顔が見られました。また、毎回好評を博してきた「大多和先生マジックショー」も定番として披露していただき、準備万端プロ顔負けのテクニックとユーモラスなトークに拍手喝采鳴りやまずでした。これら懇親会の模様は、二人の幹事が飲まず食わずレンズで切り取り14期のフォトサイトにアップしましたのでお楽しみください。
 
 二次会無しの3時間でセットした今回の同期会も校歌斉唱で締めくくり成功裏に終わりました。みんなの笑顔や感謝の気持ちを胸に多摩高14期 第7回同期会を2017年秋頃に開催の予定です。まだ参加したことのない方、都合が付かず今回欠席した方などを加えて多くの仲間との再会を楽しみに企画準備していく予定です。
 
<多摩高14期 第6回 同期会データ>
 
 1)日時  2015年11月14日(土)14:00~17:00
 2)場所  武蔵小杉 ホテル精養軒
 3)出席  同期生  72名
       恩師の先生方 大多和國男先生、小里剛先生、河原塚勝造先生、木村憲司先生、
              山田尚範先生、渡辺好孝先生 6名
       同窓会    百木祐二副会長 1名             総計 79名 
(14期幹事一同)

2/6 多摩高新年会(野球部OB会主催)が、100名以上の参加により盛大に行われました。

新高3生からは、今年の大会にかける決意表明がありました。
「今年は打撃のチームです。打ち勝ちますので、皆さん 応援よろしくおねがいします!」
※高校生は冒頭挨拶のみで帰宅

今年のチームは秋季県大会3回戦進出の活躍!
皆さん 春季大会、選手権大会も応援しましょう!
http://kanagawa-hbf.sakura.ne.jp/


会の〆は、恒例の校歌大合唱とエールです。
 

野球部主催の新年会は毎年行われ、野球部OBだけでなく、多摩高野球部を応援する同窓生が多数参加しています。



 

 

地学部創部50周年・OB・OG会イベント開催!




  昭和41年に創部された多摩高地学部は、今年50歳を迎える。50年間の「地学部」在籍者はすでにのべ350名を超え、毎年1回4月の第1日曜に欠かさず総会と懇親会を開いている。去年4月の総会で、10期生の橋本哲夫・地学部OB会長から「何か50周年にふさわしいイベントを!」と発言があって、今回は16期17期が中心となって企画を進め、この1月30日(土)に生田緑地の“かわさき宙と緑の科学館”で記念研修会を開催した。“かわさき宙と緑の科学館”には今回大変お世話になり、なかでも大泉教育主事(この方も多摩高OB)や国司解説員には大変お骨折り頂いた。心から深く感謝申し上げます。

 その生田緑地には3年前、世界有数の高性能プラネタリウム、メガスターⅢが導入出され好評を博しており、また天体観測施設アストロテラスには4基の天体望遠鏡が設置されて、天王星海王星など惑星の観測や、星雲星団や遠い銀河系外銀河の観望が楽しめる。この施設を研修会の名のもとに使わせてもらうことで50周年にふさわしい催しをと、考えた。
 
  まず、OB会員の親子連れ・家族連れで参加を募り、事前アンケートでもう一度見たい思い出の星空などを集約。これをもとに、プラネタリウム解説の草分けで85歳の今も生田緑地で月1回登壇して人気の河原郁夫さんに構成をお願いして、当日は一般向け投影見学の終了後、私たちOB会員のみ70名のために、特別投影を行って頂いた。会費は大学生以下無料として、その分はおとなの参加者で分担。内容は、2001年11月のしし座流星群に始まり、1997年春のヘール・ボップ彗星、そして我々は観ることのなかった1987年に南半球から見える大マゼラン星雲で観測され、日本ではニュートリノの検出に成功した超新星爆発など多岐にわたり、投影終了後も学習室に移動して、もうすぐ消えるかも知れないオリオン座のベテルギウスについてなど、熱心な質疑応答が続いた。

  今回は同窓会長の安部卓見さんも出席下さり、有り難いことにお祝いまで頂き、また心のこもった祝賀のご挨拶を頂いた。また、50年前の多摩高地学部発足には、当時偶然別々の2つのグループから天文部を作りたいという声があがったことや、「自動車部」「将棋部」というライバル候補がいたが、気象や地質も含む地学という大くくりにして、「地学部」だけが発足を許された話などを、当時を知る橋本OB会長が紹介。

  そのあと、集まった一番若い49期から順に年を遡りながら6期生まで期毎に当時の思い出をスピーチし、50年の歳月を寿ぎ旧交を温めた。一同の集合写真のほか、各期ごとにスナップも撮影し、また発表の様子は動画でも記録した。

夕方から予定していたアストロテラスでの天体観望会は、曇天のため残念ながら中止になったが、観望会は月2回生田緑地で行われているので、次回を期すことで解散。あとは同期同士集まって、夜の懇親会に繰り出し久しぶりの再会を楽しんだ。地学部OB会全体の次回の総会・懇親会は、4月3日(日)正午から、いつも通り武蔵小杉の居酒屋「わり勘」で行われる。     
 (文責:16期・佐々木光政)


 

平成27年度臨時幹事会を開催いたします。
多摩高同窓生であれば、初めての方でも、幹事会のみ、懇親会のみの参加も可能です。
お誘いあわせの上、ご参加ください。

**********幹事会の御案内*********

日時:2016年1月31日(日)
   幹事会15:00~17:00
   懇親会17:20~19:20
   (会費:3千円)
    
場所:
幹事会 中原市民館 第3・4会議室         
     川崎市中原区新丸子東3-1100-12 電話044(433)7773
     パークシティ武蔵小杉ミッドスカイタワー2階 
     (JR南武線・東急東横線 武蔵小杉駅 徒歩4分)  
懇親会 串駒 (武蔵小杉駅近く、小杉町3-430)       
     電話  044(711)3929



議事

1.講演 講師:同窓会副会長・内科医(医学博士)
         中野 知子 氏 (18期)       
 演題:「今、なぜメタボ対策が必要か?
     素のままでは、ヒトの平均寿命は50年前後です。」
 
2.同窓会に対するご意見希望についての意見交換  
3.参加者の自己紹介  

※誠に恐縮ですが、座席・資料等の準備の都合がありますので、1/22(金)までに 下記ご記入の上 返信をご送付くださいますようお願い致します。なお、欠席の方も必ず返信を御願致します。
※当日の連絡は、事務局090-8015-5692に御願いします。

*******************************************
神奈川県立多摩高等学校同窓会幹事会に
〔  〕出席します
〔 〕欠席しますので 議決に関しては
            議長に委任します

神奈川県立多摩高等学校同窓会懇親会に
〔 〕出席します
〔 〕欠席します

〔  期〕 
氏名:
連絡先に変更のある方はお書き込み下さい
 
*******************************************
 県立多摩高等学校同窓会会長 安部 卓見

@-----------------@
 神奈川県立多摩高等学校同窓会事務局
 044-920-9811(TEL・FAX)
 事務局:info@tamadou.jp
 URL: https://www.tamadou.jp/
 @-----------------@


今年の箱根駅伝の立役者である前野陽光さん(53期、早稲田大学競走部4年生)、脇田のどかさん(55期、青山学院大学陸上競技部マネージャ3年生)が同窓会、現役高校生に向けてコメントを寄せてくださりました。

前野陽光さん(53期、早稲田大学競走部4年生)からのコメント

 多摩高校・早大の先輩である矢澤曜さん(50期)(箱根駅伝4年間出場・1年生で区間賞)を目標に、箱根を走ってチームで優勝することを目指してこれまで活動してきました。神奈川県の高校長距離のレベルは決して高くはなく、高校で競技を引退する選手が多くいました。そんなこともあり私は、自分のように一般入試で大学に入った選手でも活躍できるという事を、今の高校生に示したいという想いでやってきました。

4年生の今回はじめて箱根駅伝の16人のメンバーに選ばれ7区にエントリーされましたが、当日、エントリー替えとなり、結局、私は一度も箱根を走る事は出来ませんでした。4年間を振り返ると悔しかった事の方が多かったですが、レベルの高い大学部活動の環境では学ぶ事もたくさんありましたし、高校までと比べてもまた一段とやりがいを感じながら競技する事ができました。4年間挑戦して本当に良かったと思っています。現在高校生である学生の選手のみんなにも、将来是非高みを目指して競技して欲しいと思っています。


前野陽光さん(53期、早稲田大学競走部4年生)



脇田のどかさん(55期、青山学院大学陸上競技部マネージャ3年生)からのコメント

  私が大学でも陸上競技に携わりたいとマネージャーになる決意をしたのも、多摩高校陸上競技部での3年間があったからこそです。自分が競技者であった経験を生かし、選手目線のマネージャーになれるよう日々心がけています。
 第92回箱根駅伝に向けても緻密に計画を立てたり、当日の行動予定や役割分担などの細かな確認をしたりと女子マネージャーならではの仕事でチームに貢献しました。全部員がそれぞれの立場で責任を果たした結果が今回の優勝に結びついたと思います。
 最上級生となる今年は、リーダーシップを発揮し、マネージャー間の連携をさらに深めチームをまとめ上げたいと思います。


右が脇田のどかさん(55期)
左は多摩高陸上部の1年先輩・山田千晶さん


お忙しいところ、寄稿いただきありがとうございます。
これからも頑張ってください。応援しています。 
多摩高同窓会一同







第5回多摩高弁理士の会 開催のお知らせ
 
知財関係の仕事をされている方であれば、弁理士でなくても参加可能です。
お問合せ及び申込みは同窓会事務局宛E-Mail info@tamadou.jp にメールでご
連絡下さい。
 
日 時           2016年1月30日(土) 18:00~
会 場           ホテルメッツ溝の口 チャイニーズレストラン桂林
会 費           6,000円程度を予定しております。
予約名          多摩高 弁理士の会


※写真は前回、「第4回多摩高弁理士の会(2014.11.22)」開催時のものです。