2019年10月

 

2011年09月01日

54期手記④ ​「誰かの為にやる野球」

7月14日。
たった2年3ヶ月という短い時間だったが、僕の誇れる最高の仲間と大好きな野球をする生活が終わった。

僕にとっての多摩高野球。それは
〝自分の為で無く誰かの為にやる野球〟
だった。この事は高校で見つけた新たな野球観でこれを信じて主将として1年間やってきた。
だから負けた瞬間、みんなともう野球が出来ないと思うと悲しかった。
また、2年3ヶ月間ずっと支えてきてくれたマネージャーを勝たせてあげられなかったのが辛くて涙が止まらなかった。

僕は54期と過ごしてきた日々が本当に楽しかった。
野球という1つのスポーツのおかげでこうしてみんなと出会えた。
同じ目標に向かって辛く苦しい練習を乗り越えながら一歩一歩前進していった事が素晴らしい事だったと引退してから気付かされた。

夏大は勝たなければ何も意味は無い。
勝つことによってお世話になった方々への恩返しが出来ると思っていた。
しかし、僕たちにはそれが出来なかった。本当にごめんなさい。
けれども僕はあの試合で僕たちの作り上げてきた54期の野球が全否定されたとは決して思わない。
僕は54期の野球が大好きで、夏大で負けはしたが、1年を通して誇れる野球が出来たと思う。
僕たちがこうして野球をやれたのは全てお世話になった方々のおかげです。
本当にありがとうございました。

最後に54期のみんな。頼りない主将でごめんな。
色々言ったり、怒ったり、逆に怒らせたりもして迷惑ばかりかけてきたよな。
みんなにどう思われてるかわからないけど、俺はみんなと出会って一緒に野球がやれた事が本当に幸せだったし、みんなと過ごした日々は一生の宝物です。

今でもこの代の主将は俺で良かったのかと思うけれど俺はこの代で主将をやれて本当に良かった。
こんな俺だったけど最後まで主将をやらせてくれて本当にありがとう。

54期主将 吉田 光治朗

2011年09月01日

54期手記③ 「勝つための野球」

自分は中学まではただなんとなく野球をやっていた。でもそのときの自分なりに頑張ってもいたと思う。

だから多摩高野球部に入ったとき先輩に
「高校野球と中学までの野球は違う。」
と言われても特に何も感じなかった。

はっきり言って「高校野球」をなめていた。

しかし先輩達の
〝勝つために必死に野球をしている姿〟
を見て、自分の野球に対する姿勢はどんどん変わっていった。

そして気付けば真剣に野球に取り組むようになっていた。
真剣になったからこそ、それまでの野球人生で味わったことのない悔しさや喜びを感じることができたのだと思う。

多摩高校の野球部に入らなかったらこんなに真剣になることも、「高校野球」のつらさや楽しさを知ることもできなかったと思う。
多摩校の野球部で野球ができて本当に良かった。

自分達を支えてくれた方々、「高校野球」を教えてくれた先輩方にはいくら感謝しても足りないぐらい感謝しています。
本当にありがとうございました。

54期 副主将 小岩 秀汰

多摩高野球部ブログより転載
 

2011年08月26日

54期手記② 「私の誇り」

2年と3ヶ月間、私は毎日のように野球部と過ごしてきました。学校生活でも家にいるときも部活のことばかり。
だから私達の夏が終わったとき、全てが信じられませんでした。
私は高校まで野球のことはほとんど知りません。人に尽くすようなタイプでもありません。
そんな私は、見学に行って見た先輩方の野球に憧れを抱き、野球部の生活に踏み入れました。

もちろんマネージャーと言っても、楽な仕事という訳ではありませんでした。思い悩むこともありました。
でもここで大変だったことなんて書くつもりはないです。私より選手の方が何十倍もつらい思いをし、努力してきたところを見てきたからです。

甲子園の球児も多摩高の球児も試合でナイスプレーをして勝ち進むのには、簡単なように見えて、彼らの地道な頑張りがあるからなのだと実感しました。

その選手の成長と過程を間近で見れるのはマネージャーの特権だと思います。
褒められたら自分のことのように嬉しいし、厳しいことを言われたら悔しく思います。
マネージャーだって野球部の一員であるので、自分のできる最大限のことはして少しでも力になろうとしてきました。
なによりも私はみんなの喜ぶ顔と活躍する姿を原動力にここまで続けてきました。

さいごの夏。みんなの力を知っていた分、すごく悔しくて涙が止まりませんでした。
それ以上に、54期の野球を見れなくなる寂しさで胸がいっぱいでした。
試合が終わって、私にごめんとかありがとうと言ってくれる選手が何人もいました。
みんなには怒ってばっかだったし、実際にマネージャーの力がどれほど選手の力になったか分かりません。
ですが、マネージャーをやってきたことに後悔はありませんでした。

54期らしい野球をいっぱい見してくれてありがとう。みんなをベンチで見てるのが1番好きでした。

さいごに2年と3ヶ月多摩高校と54期を応援し、支えてくれた方々本当にありがとうございました。
多摩高野球部は私の誇りです!
これからは後輩達を応援し続けたいと思います!

54期マネージャー・方便 遥

多摩高野球部ブログより転載



 

2011年08月24日

秋・県大会進出ならず

秋県大会予選に臨んだ多摩だったが、1勝2敗で惜しくも県大会には進めなかった。

○ 多摩9ー4生田東(延長11回)
× 多摩0ー4橘(延長10回)
× 多摩3ー5百合ヶ丘

まだまだチームとしては未熟だが裏を返せば成長が楽しみなチーム。
夏まで成長する時間は充分にある。
頑張れ、多摩高野球部!

 

多摩高野球部ブログより転載
 

2011年08月17日

54期手記① 「感謝の道」


僕は開会式の日に帽子にある文字を書きました。
部員みんなが色々な文字を帽子に書きます。
『必勝』、『強気』、『気持ち』など…

僕は長い間帽子に文字を書いませんでした。
僕にとっての野球への思いを表す言葉を小学校三年生活から九年間探しつづけてきたのです。
僕は野球が下手です。打てないし、守れないし、走れません。
そんな僕にとっての野球への思いとはなんなのか。

いろいろ考えました。
そしてなんと開会式の前日に元読売巨人軍桑田真澄投手のサインに書かれた文字を見てこれだと決めました。
『謝道』
謝道。感謝の道です。
僕にはこれしかないと思いました。
誰よりも感謝の気持ちを持つこと。それを全身で表すこと。

今思うと数え切れない人にお世話になってきました。そして迷惑をかけてきました。
つらい練習を乗り越えたり、部員と長い時間をともにすることでそれを教えてくれたもの。
それが野球でした。
それが多摩校野球部での三年間でした。

54期・副主将 吉村 広己

2011年07月28日

合宿レポート前半



55期を中心とする新チームは既に始動し、7/26から千葉県富津市の浅間山硬式野球場で合宿に入った。以下は3年生からの合宿リポート。

今年の合宿は東日本大震災の影響で、例年とは違った環境での合宿となりました。

例年の海浜球場にあった道具がないことや、球場周りの環境の違いなどから当初予定していたメニューの変更を余儀なくされ、戸惑いの中でのスタートでしたが、初日・2日目ともに、30mダッシュ・アメリカンノック・ポール間走と辛いメニューをさわやかに全員で乗り越えていました。

今回の合宿は初めてのことばかりでしたが、球場の方や宿舎の方などの多くの助けを受けて、改めて感謝の気持ちを考える良い機会なったと思います。

この感謝の気持ちを4日目の試合に出せるように明日からの練習も頑張っていきたいです。
(写真は初日のキャッチボール)


 

2011年08月01日

合宿レポート後半


合宿レポートの後半は3年吉田さんからです。


体力的にも精神的にも一番キツい3日目は、アメリカンノックやピラミッド走など3日間の中で一番キツい内容でした。
それにも、関わらずとても雰囲気がよく楽しそうにやっていたのが印象的でした。

最終日は君津商業高校との新チームになってからの初めてのオープン戦。
結果は1勝1敗で課題が多くでた試合になりました。
しかし、合宿での練習の成果も見られる部分があったのは良かったと思います。
これからの練習次第で秋の地区予選の通過も見えてくると思います。

最後に旅館や球場の方々のおかげでこの4日間が充実したものになりました。
また、OGの松田さん・方便、そして現役マネの小川の支えはとても大きな力となりました。
新チームにはそうやって協力してくれた方々に感謝の気持ちを持って、一球一球大事にプレーをしてほしいです!!

2011年07月09日

 

今夏の多摩高


◆投:エースの右腕池谷(169cm)は力のある直球を主体に組み立てる。安定感に加え、勝負度胸も満点。牽制やバント処理などもそつがない。
三木は右下手からの変化球でコーナーを攻める。本田は緩急と変化球で打たせて取る。

◆攻/守:本田、梅原ら長打力のある選手が揃った。俊足巧打の小岩ら小技ができる打者も多く、どこからでも得点ができる。
根本、吉田の二遊間は堅実。三塁武内は器用なグラブさばきで強い打球にも俊敏に反応する。

◆注目:選手間はもちろん、OBとの強い結束も武器。3月卒業のOBがコーチとして指導にあたり、昨秋は及ばなかった16強以上を目指す。

◆メモ:中澤裕二部長(43)、浦谷淳一監督(50)、部員37名

神奈川新聞より

2011年04月10日

 

延長逆転で2回戦へ!


まるで昨日の再演、延長に突入したが最後は大和南を突き放し2回戦進出を決めた。
先発三木は、2・4・6回に1点づつを取られ3点を先行される。
多摩はようやく8回、梅原の三塁打、武内の中前で2点を返す。
さらに9回、本田の犠牲フライで同点に追いつく。
連日の延長となった10回、サヨナラのピンチを倉持の好返球で凌ぐ。
続く11回に本田・島田のタイムリー、相手エラーも絡め7点を入れ10-3とし勝負を決めた。

昨日15回を投げきった池谷に続き、三木も11回を完投。2人の踏ん張りが負けない多摩を演出したと言えよう。

 

2011年03月30日

春の県大会進出!

地区予選Bブロックの多摩は、2勝1敗で県大会進出を決めた。

◆VS新城 8-2 ○
◆VS大師 2-4 ×
◆VS高津 4-0 ○

【Bブロック結果】
大師(3勝)、新城(1勝2敗)、高津(3敗)

2011年02月08日

盛況だった新年会




2/5(土)開催された野球部OB会主催の新年会は、総勢103名が参加し盛大なものとなった。
野球部関係者以外からもサッカーOBの12期・陣内さん等多数の方に参加いただき、多摩高の絆の強さを再認識することができた。
最後の校歌斉唱で熱くなったのは私だけではないだろう。
やっぱり多摩高って、いいですね。


野球部OB会事務局より

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
100人規模の会は初めてだったこともあり、行き届かない面が多かったことをお詫び致します。
今回の反省を踏まえてさらに充実した会になるよう頑張りますので、来年も参加いただけるようお願い致します。
夏の大会でも結束して応援し校歌を高らかに唄いましょう