54期

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54期手記② 「私の誇り」 多摩高54期

2011年08月26日

54期手記② 「私の誇り」

2年と3ヶ月間、私は毎日のように野球部と過ごしてきました。学校生活でも家にいるときも部活のことばかり。
だから私達の夏が終わったとき、全てが信じられませんでした。
私は高校まで野球のことはほとんど知りません。人に尽くすようなタイプでもありません。
そんな私は、見学に行って見た先輩方の野球に憧れを抱き、野球部の生活に踏み入れました。

もちろんマネージャーと言っても、楽な仕事という訳ではありませんでした。思い悩むこともありました。
でもここで大変だったことなんて書くつもりはないです。私より選手の方が何十倍もつらい思いをし、努力してきたところを見てきたからです。

甲子園の球児も多摩高の球児も試合でナイスプレーをして勝ち進むのには、簡単なように見えて、彼らの地道な頑張りがあるからなのだと実感しました。

その選手の成長と過程を間近で見れるのはマネージャーの特権だと思います。
褒められたら自分のことのように嬉しいし、厳しいことを言われたら悔しく思います。
マネージャーだって野球部の一員であるので、自分のできる最大限のことはして少しでも力になろうとしてきました。
なによりも私はみんなの喜ぶ顔と活躍する姿を原動力にここまで続けてきました。

さいごの夏。みんなの力を知っていた分、すごく悔しくて涙が止まりませんでした。
それ以上に、54期の野球を見れなくなる寂しさで胸がいっぱいでした。
試合が終わって、私にごめんとかありがとうと言ってくれる選手が何人もいました。
みんなには怒ってばっかだったし、実際にマネージャーの力がどれほど選手の力になったか分かりません。
ですが、マネージャーをやってきたことに後悔はありませんでした。

54期らしい野球をいっぱい見してくれてありがとう。みんなをベンチで見てるのが1番好きでした。

さいごに2年と3ヶ月多摩高校と54期を応援し、支えてくれた方々本当にありがとうございました。
多摩高野球部は私の誇りです!
これからは後輩達を応援し続けたいと思います!

54期マネージャー・方便 遥

多摩高野球部ブログより転載



 

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