24期
24期
2019年10月27日
多摩高野球部 24期チームの足跡 多摩高24期
「3対2、横浜商工!」
試合終了の挨拶をかわすや否や、3年生は言うまでもなく、1・2
昭和55年7月15日、秦野球場での夏の大会。
よもやの1回戦敗退の屈辱は、1・2年生の誰もが忘れられぬもの
‥‥‥‥‥‥‥
24期岩本雄一を主将に据えた新チームは、3期・田中輝夫新監督
雪辱に燃える新チームが、短期間で力をつけているのは誰の目から
秋の川崎地区予選をなんなく3戦全勝で突破し、県大会へと駒を進
【地区予選結果】
・7‐4 百合ヶ丘
・6‐0 橘
・9‐0 柿生西
県大会では、津久井戦を皮切りに、好投手・中川(後にドラフト3
結果、本校では初の秋の大会ベスト4という記録を残すこととなっ
【秋県大会結果】
◆1回戦
津久井 000 000 000|0
多摩高 220 300 01x|8
多摩は初回から全く津久井を寄せつけず快勝。斎藤は5死四球を出
◆2回戦
多摩 002 001 001 2|6
向上 000 120 100 0|4
向上は、夏に全国制覇した横浜を4安打3失点に抑えた豪腕中川が
◆3回戦
多摩高 000 200 001|3
上溝南 000 000 000|0
連投の斎藤は前日の疲れと、3回に受けたピッチャーライターの右
◆準々決勝
多摩高 012 300 000|6
横須工 000 001 000|1
守備力の差がそのまま得点差に表れた試合。3回までに多摩は敵失
◆準決勝
多摩高 112 000 000|4
日藤沢 132 101 34x|15
連投の斎藤には疲れが見られ、救援の平田も本来の力が出ず、強打
多摩も3回、菊本の二塁打等で同点に追いつくが、試合になったの
‥‥‥‥‥‥‥
「何だこの惨めな試合は! 負けるにも負け方があるだろう!」
試合後、田中監督の声がロッカールームに響いた。
不甲斐ない惨敗に悔しさと怒りで顔を紅潮させる田中監督の姿に、
関東大会、いや、その先の春の選抜に繋がる大事な試合を、一番強
ここでまた、チームは反省を胸に秘め、一丸となって新たなスター
さて、BクラスからAクラスの下に入りかけた我が多摩高野球部は
顧問 森田 利三
マネジャー 野村 由紀
マネジャー 野村 由紀
※本文は1981年3月1日発行の図書館雑誌第11号に掲載され
‥‥‥‥‥‥‥
24期チームは、翌年夏の大会で第3シードを勝ち取る。4回戦で
無論、いい加減な試合などは決してなかった。
サイト内検索
コメントする