52期

52期

「ありがとう」マネジャー手記 多摩高52期

「ありがとう」・・・マネジャー手記

2年3ヶ月という、儚くもかけがえのない時間をここで過ごせたことに感謝しています。

1年生のときはただがむしゃらに、とにかく先輩の真似をするばかりでした。
それでも、50期51期という素晴らしい先輩方とともにやれたことを幸せに思っています。
ここで学んだことは自分にとって大きなものでした。

52期の代になったとき、期待よりも遥かに大きい不安ばかりを抱いていました。
でもひとつひとつのことを、全員で乗り越えていくことで培った結束力は頼もしいものでした。一時は選手.顧問.マネージャーでもめたときもありました。

そのときわたしたちが自分たちの思いを伝えることが出来たのは、52期だったからこそだと思います。
仲間として共にがんばろうと言ってくれた選手には言葉では表せないほど感謝しています。

協調性がない52期を支え続けてくれた53期。
わたしたちにとって53期の存在はとても大きく、53期がいたからこそチームが成り立っていたのだと思います。
支え続けてくれて、ついてきてくれてありがとう。

わたしは52期野球部マネージャーとしてやってこれたことを誇りに思っています。
そして全ての方に感謝しています。たくさんの支えがあったからこそ、やってこれたのだと思います。
選手には一番の感謝を伝えたいです。
わたしたち52期は4人の仲間が途中で野球を諦めなくてはなりませんでした。
その4人に最高の夏を見せる、それがひとつの目標でもありました。
一緒に野球が出来なくなっても、わたしたちが仲間という事実に嘘はありませんでした。

つらい冬を乗り越え、幾度とない壁を越え、むかえた最後の夏。

わたしは1回戦、スタンドでの応援でした。確かにあった不安を取り除いてくれたのは、他でもなく選手でした。
そして夏の舞台で、みんなで多摩高校の校歌を歌えたこと、本当に嬉しく思います!
田中前監督にも、歌声が届くことを祈り、勝利の喜びを伝えました。

桐蔭戦、挑戦者に失うものなどなく、1%でもある奇跡を信じ戦いぬきました。
私学との差を見せ付けられてしまいましたが、ベンチに座れたことを幸せに思い、最後まで選手を信じることができました。
相手の校歌が球場に響き、多摩スタンドへ挨拶に行ったとき顔を上げ広がる光景にわたしは驚き、涙がこみあげてきました。

いつも学校でたわいもない話をする友達がスタンドいっぱいに応援にかけつけてくれていたことを知り、多摩高の暖かさを感じました。

ロッカー室をでて応援してくださった方への挨拶にむかったとき、自分たちと同じように涙を流して"感動した、ありがとう"と言ってもらえたとき、勝利よりも大切なものを得られたと感じました。

応援に来てくれた生徒のみなさん、保護者の方々、OBの方々、そして応援団吹奏楽ダンドリのみなさん、暖かい応援ありがとうございました。

ベンチにもちゃんと届いていました。

そして52期のみんな、今まで本当にありがとう。本当に幸せでした。52期が大好きです!

ここで得た経験と出逢い、すべてを糧にこれからもがをばっていきたいと思います。
野球部マネージャーでなければ感じることの出来なかった幸せや感動、たくさんあったと思います。
逆に苦しくつらく、泣いたこともあります。それでも今振りかえると"やってこれた幸せ"だけを感じます。
野球という素晴らしいスポーツに出逢い、素敵な仲間に出逢い、色んな方々に支えられ最後まで野球部マネージャーをまっとうできた自分を誇りにも思います。


わたしにとって野球部にいることがあたりまえで、ここでの生活がなくなることをまだ受け入れることは出来ません。

今までの高校生活を振り返るとそこには必ず野球部での思い出ばかりです。
野球はまさしく青春でした。ありがとうございました。

夏の舞台で田中前監督から学んだ野球を49人で魅せられたとわたしは信じています。
これからも浦谷監督の下歩んでいく多摩高校野球部を、よろしくお願いいたします。

多摩高Baseball is my life!
最高の思い出をありがとう。

52期マネジャー 石川 友加里

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