53期

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「野球部3年間を振り返って」手記① 多摩高53期

53期 手記①

「野球部3年間を振り返って」

私は昔から野球が大好きで、高校入学前から野球部のマネージャーに入ることを決めていました。
入部当初は憧れの野球部マネージャーになれて、本当に嬉しかったのを覚えています。
間近で高校野球に触れられて感動していました。

入部してたった3ヵ月で51期の先輩方が引退し、寂しさに浸る暇もなく初めての夏の練習や合宿を迎え、マネージャー業の大変さを知りました。

まだ上の先輩方がいるときは、ただただ先輩についていくだけで、先輩のようなマネージャーになりたいがために必死に先輩の真似をしている自分がいました。

そして自分の代になり、先輩がいなくなってしまった不安と、自分が頑張らなきゃいけないという責任感に押しつぶされそうになったときがたくさんありました。

夏休みの練習が始まる時期に個人的に、「突っ走る」という目標をたて、がむしゃらになって野球だけの生活をして夏休みを過ごしました。

今思えば、2年の夏休みを乗り越えて自分は大きく成長したのではないかと思います。

それからは自分の目指すマネージャー像になるべく、野球だけの生活を過ごしました。
選手が頑張ってるのにマネージャーは休んでることが嫌で、選手に負けないくらい頑張っていました。
妥協とか、諦めとか、弱みをみせるのが自分の中で絶対NOだったので、無理をしてでも色々なことに取り組んでいましたね。
今ではもうあんなことやりたくないと思ったりもします(笑)
でも自分がやってきた軌跡は今思うと誇りだなと思います。

もう一つ私には誇りに思うことがあります。それは、自分の代の選手のことです。
私たちの代53期は、最後まで誰一人欠けることなく引退することができました。
一人が一人が野球にかける思いが強く、また、とても仲が良く、まさに「絆」という文字が似合う代です。
私は53期のマネージャーで幸せでした。

また、最後の試合、創学館戦は私にとってとても幸せな試合でした。
憧れの高校と目の前で戦えて、その試合のベンチに私が座っていて、みんなのかっこいい姿を一番近くで見れている。
私の中では、結果とかではなく、また違った素敵なものを得た試合となりました。

長くなりましたが、これが私の気持ちです。高校野球のマネージャーをやれて、とても幸せでした!

お世話になった先生方、たくさん練習に来てくださった先輩方、最後まで優しくしてくださった保護者の方々、影で支援してくださったOB会の方々、応援してくれた多摩高生、そして私なんかを仲間に入れてくれた選手のみんな

本当にありがとうございました!

53期 マネージャー 松田のぞみ

多摩高野球部ブログより転載
 

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