53期

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53期手記②  多摩高53期

2010年08月03日

53期手記②


僕たちの夏が終わり学校に帰ってきて、最後のミーティングをしました。
最後のキャプテンの話。『俺達が今までやってきたことはつもりだったのかもな。だから来年はつもりにならないで絶対勝てよ。』
普通引退のときにこんなこと言うか。さすが鬼キャプテン。(笑)と思いました。
悔しさのあまりでた本音だと思います。自分も同じでした。きっとみんなも同じ気持ちだったと思います。とにかく悔しかった。

僕は、ここまでやったんだから負けてしまったが胸をはって引退しよう。終わった瞬間そんなことを思ってました。
しかし、でてくる感情は悔しいばかり。胸をはって引退なんかできませんでした。
でもこの悔しさはそこまで本気でやってきた証なのかなとも思いました。みんなも悔しいと思ったのは本気でやってきたから。
全員、勝つという同じ方向に向かって進んできた証だと思います。

高校野球は勝つことよりもプロセスが大事。大会についての資料にこのようなことが書いてありました。
その言葉的にはこの自分達の悔しさというものは決して美しいものではなかったと思います。
ですが、それもそれで自分達らしかったのかなと思います。
とにかく勝ちにこだわって泥臭くやっていく。そのスタイルが最後の最後まで貫けたのかなと思っています。

最後に自分の練習を手伝ってくれたり、朝早くからチームのためにグランド整備をしてきてくれた後輩たち。
こんなところで負けてしまってほんとに申し訳ない。すみませんでした。そしてありがとう。
来年は絶対勝ってください。で、自分達がやってきたことがつもりじゃなかったことを証明してください。応援してます。

そして三年生のみんな。本当に三年間ありがとう。言葉にすると軽く聞こえてしまうかもしれないけど、本当にこのメンバーで野球がやれてよかったです。
本当に最高な三年間でした。本当に多摩高校に入ってよかったです。ありがとうございました。

最後の最後に。来世も絶対高校野球をやろうと思いました。
ありがとうございました。

53期副主将 加藤

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