55期

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早慶戦を観戦して④  多摩高55期

2010年11月17日

早慶戦を観戦して④

初めて生の早慶戦を見て、率直に思ったことが大まかに3つある。

 1つ目は「野球に対する姿勢」がすばらしいこと。
自分が一番印象に残っているのは2アウト1塁、平凡なセンターフライがあがったときのランナーの全力疾走。
センターがボールを捕球したときにはもうファーストランナーは3塁ベースをけっていた。
このようなプレーが果たして我々のチームにできているだろうか?
他にも怒涛の応援の中でも観客席に聞こえるベンチからの声。
毎回のようにファーストコーチャーとサードコーチャーが話し合い、そしてコーチャーズボックスまでの全力疾走。
「勝ちたい」という思いが本当に伝わってきた。
自分たちのチームも、もっと勝つ気持ちを前面に出していかなければならないと思う。

 2つ目は「一球の重さ」を大きく感じたこと。
1回表、早大の先発斎藤が先頭バッターにノーツーからの3球目にど真ん中のストレートを投げ、ライトスタンドに運ばれてしまった。

斎藤も試合後のインタビューで「失投」と自分で言っていたが、結局それが決勝点となる。
夏大で負ければ明日はない。
一球一球の重さに勝つため、辛く苦しい練習にも耐えるのだと再確認することが出来た。

 3つ目は「半端ない努力」あってこその実力なんだということ。
この慶応のバッターはこのスイングを身につけるためにどれだけ素振りをしたのだろう・・・。
この早稲田のピッチャーはこの決め球を習得するまでにどれだけ投げ込んだのだろう・・・。
恐らく物凄い努力をしてきたからこんなレベルの高いプレーが出来るに違いない。
我々にも努力はできる。
今年の夏大で創学館に完敗した悔しさを来年の春大、夏大でぶつけるべく努力しなければならない。
特に1年はまだまだ力量が劣るので、全体のレベルアップのためにも底上げするべく、先輩を超す努力をすべきだ。

 早慶戦を見ていろんなことを感じることができ、改善すべき課題も見えてきた。
監督は「言うは易し、行うは難し」と口癖のように言っている。
この経験を生かして、これからの練習、「有言実行」できるように取り組んでいきたい。

曽我 周平(1年)
 

多摩高野球部ブログより転載
 

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