59期

59期

59期手記①

2016年09月05日

59期手記①


2016年7月14日、自分たち59期の2年半の高校野球生活が終わった。
大会の1ヶ月ほど前に肘の故障が発覚し、夏大は絶望的と言われていた自分にとってこの日を"エース"として迎えられたことは何より嬉しかった。
背番号"1"を頂いた時、正直辞退しようかと思っていた。俺には何もできない、怪我をしてチームの足を引っ張ってる奴なんてエースに相応しくない、と悩んで寝られない夜が何度もあった。でもそんな時、59期の仲間たちは必死に支えてくれた。お前しかいない、最後はやっぱりお前が投げて終わりたい、と声をかけてくれた。泣きながら思いを伝えてくれる奴もいた。俺のために泣いてくれる奴がいる、こんなに思ってくれる奴がいる、そう思えたら辞退という言葉は自然と消えていた。
1ヶ月間の辛いリハビリに耐え、投げれるようになった時にはもう2週間を切っていた。不安だらけだった。でも勝ちたい、その一心だった。59期ともっと野球がしたかった。

59期のみんな、勝たせてあげられなくてごめん。頼りないエースでごめん。みんなに何も恩返しできなくてごめん。今まで支えてくれてありがとう。かけがえのないものたくさんくれてありがとう。俺を59期の一員にしてくれてありがとう。

そして後輩たち。俺たちのために泣いてくれてありがとう。こんな俺たちについてきてくれてありがとう。この悔しさを忘れず来年は俺たちの分まで勝ってくれ!

最後に監督、コーチ、OBの先輩方、そして両親、自分の野球人生に携わってくれたたくさんの方々、今まで本当にありがとうございました。感謝してもしきれないくらいです。次のステージでも続けようと思います。これからもよろしくお願いします。

畑中洸樹

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