59期

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59期手記④  多摩高59期

2016年09月08日

 

59期手記④


今思えば自分は大事な時にチームにいない。2年生の春、県大会出場がかかった大事な試合は、前日に体調不良で救急車で運ばれ、結果は病院で知った。
新チームになりたての秋、勝てば県大会出場がほぼ確実という試合の途中で膝にデッドボール、歩くこともできず、ベンチに下がった。
そして迎えた最後の夏。主将として迎える夏。それなのに守備中に足をつり、普通に走ることもできなくなった。途中交代。またしても大事なところで迷惑をかけてしまった。こんなしょうもないことで下がり、主将として最後までグランドに立っていられないことが、何よりも情けなかった。
野球部のみんな、主将らしいことは何もできずに、最後までみっともない姿ばかり見せてしまってごめんなさい。それでもこんな俺に最後までついてきてくれてありがとう。
そしてあんなに素晴らしい応援をしてくれた多摩高生、正直驚いた。今思うと純粋にあの大声援のなか、もっと野球がしたかった。学校で迷惑をかけてきたみんなに、勝利という恩返しをしたかった。

監督、先生、コーチ、先輩、今までお世話になりました。皆さんには野球以外のこともたくさん教えてもらいました。ありがとうございます。
チームのみんな、友達、家族、今まで支えてくれてありがとう。本当に力になった。最後の試合も、試合終了まで声を枯らして応援してくれるスタンド、試合後に声をかけてくれた友達、家族、そして必死に戦ってくれた仲間、いろんな人が周りにいることを改めて実感した。そんな環境のなか、野球をできた自分は本当に幸せ者です。
みんなには感謝しかない。今まで本当にありがとう。

59期主将 森島 剛

多摩高野球部ブログより転載

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