51期

多摩高で勉強も野球も頑張ると決意した日 多摩高51期 森田慎吾

 
多摩高校(以下、多摩高)野球部51期主将 森田氏
 

多摩高時代は、1年の夏からレギュラーとして出場し、3年時は主将・キャッチャーとしてチームを牽引。慶應義塾大学体育会硬式野球部(以下、慶大野球部)を目指し、慶應義塾大学(以下、慶大)に現役合格。慶大野球部では、選手として神宮出場は叶わなかったものの、3年生から学生コーチとしてチーム運営に従事。最終学年は、春は一軍帯同コーチ、秋は二軍・新人監督としてチームを大いに支えた。卒業後は、丸紅に勤務。



多摩高で勉強も野球も頑張ると決意した日

高校進学の際、野球の強豪私立校への進学を考えなかったわけではありませんが、両親から、「野球だけではなく、勉強も両立できる環境に身を置いてほしい」というアドバイスもあり、地元では進学校であった多摩高を受験しました。

多摩高に進学が決まった後、入学前に開催されていた春大会の試合(2期上の49期)を見学に行ったのが、多摩高野球部のはじまりでした。

強豪校「横浜隼人」を相手に9-10の惜敗、多摩高側が5本のホームランを放つなどを目の当たりにし、少々調子に乗っていた自身の気持ちを引き締め直し、多摩高で野球も勉強も頑張ろうと決意した日でした。


 

多摩高野球部51期の仲間

51期は、マネージャーを含む18名が野球部に所属していました。たくさんの思い出がありますが、最後の夏の大会は3回戦で敗退したものの、1・2年時には歌えなかった校歌を全員で2回歌えたことも良い思い出です。
 

51期マネージャー手記 「生活の中心」 
https://www.tamadou.jp/baseball/1407/

卒業してからも会うことが多いメンバーですが、卒業して10年が経ち、18人全員が集まれる機会がありました。その際には大変恥ずかしながらも武蔵小杉駅前で多摩高校歌を大合唱しました。

これからも笑いあい、励ましあい、助けあいたいと想えるメンバーです。


 

慶大野球部への道

大学の最高峰でプレーすることを目指し、慶大で野球を続けたいと想うようになったのは、高校2年生で慶大野球部の練習会に参加したことがキッカケでした

高校2年生からは、上述のモチベーションが生まれたため、慶大の指定校推薦枠を狙うために、日々の授業・提出物・定期テストに一層注力しましたが、力及ばず、一般受験をすることとなりました。

ただ、慶大一筋に変わりなく、1本に絞り、その受験対策のみに集中することで現役合格することができました

 

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉は嫌い

多摩高は、部活動に加えて、行事も盛んな学校です。

私は、野球部の主将に加えて、体育祭では夏組の団長(多摩高の体育祭では誕生日をもとに四季に分かれて競います)を務めました。私は「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉が嫌いです。

当時も、折角の人生なので、受験も部活動も行事も全部頑張りたい、そのために努力することは厭わないと考えていました。今でもその考えは変わりません。

部活動や行事は、受験勉強の妨げになるということで、敬遠されがちですが、

今、振り返ってみると部活動や行事に積極的に取り組んでいた人ほど、大学進学も含めて、その後も様々な面で自分の望みを叶えているように感じます。それが多摩高生らしさなのではないかと勝手に思っています。

 

慶大野球部での経験

大学の非常に高いレベルの野球に触れたり、体育会の厳しい環境に身を置くことができたのは、一生の宝であり、現在の自分を支えている経験であることは間違いありません。

特に「井の中の蛙大海を知らず」とは、まさに自分のことだと気付かされたことが大きかったと思います。

2年生の時までに良い成績が残せなかった私は、”このまま埋もれたくない”という想いが強くなり、3年生になる際に学生コーチに立候補し、監督・学年全員の承認を得た上で就任しました。

今までそれなりに上手いと思っていた野球が下手なんだという事実を受け入れることは非常に悔しく苦しい経験でした。

ただ、選手としては結果は残せませんでしたが、最終学年では、春は一軍帯同コーチ、秋は二軍・新人監督として、貴重な経験を積むことができました。

 

今回の早慶戦(2019/11/2)観戦について

現在、総合商社の丸紅に就職して、社会人7年目の終盤に差し掛かってきていますが、今の自分は、野球のおかげで、最高の仲間と出会い、たくさんの経験ができたことで作り上げられているんだなと実感することが多々あります。

今回は、その経験を得ることができた母校の多摩高現役選手とともに、母校の慶大の試合を観戦することができ、非常に感慨深く、改めて身の引き締まる想いでした。
 

多摩高への入学、野球部への入部を考えている後輩達、保護者の方々、ぜひご連絡ください。

https://www.tamadou.jp/baseball-contact/



 

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マネージャー手記 「生活の中心」 多摩高51期

51期マネージャー手記 「生活の中心」

 私にとって高校野球は生活の中心でした。
毎日学校へいく楽しみは部活で、部活の時間が待ち遠しくてたまりませんでした。
1年生のころ、マネージャーの先輩にスコアの付け方を教わったことをいまでもよく覚えています!
スコアなどみたことのなかった私には全てが初めてでした。
しかしそんなスコアも今は自分で書けるようになりました。

 51期は本当にすばらしい代です!! 
思い出すときりがないほど彼らとの思い出があります…3年間彼らの頑張りを見てきました。
普段の練習だけでなく夜遅くまで残って自主練をしているみんなの姿も見てきました。
ホントにみんな努力家で野球への思いはどの学校の選手にも負けていなかったと思います。

 ケガで苦しい思いをした選手、なかなか結果が出ずに悩んだ選手…全員が様々な悩みを抱えて3年間をすごしたと思います。
彼らのいろんな姿を見て来たから、今回の夏2回の勝利が本当に嬉しかったです!! 
全員で暑い日も冬の本当に寒い日も毎日毎日辛い練習を乗り越えてきました。
その頑張りが勝利に結び付いたんだと感じていました。
大会前,何度も練習後に校歌♪を歌いました!!
今回全員で笑顔で校歌が歌えて本当に嬉しかったです!!


3回戦の日の空を私は忘れません!!
9回裏最後まで多摩の勝利を信じました!!
苦しい場面では絶対下を向かないと決め、お守りを握りながら等々力の空を見上げて深呼吸しました。
今でもその空が鮮明に浮かびます。
3アウトのコールを聞いた瞬間負けた、終わったという実感がありませんでした。
今でもまだ野球をしないということを自分で理解していないような気がします…
 
この51期18人で高校野球が出来たことを本当に幸せに思います。
18人で過ごしてきた1日1日が宝物です。
多摩51期マネージャーになれたことが本当に本当に幸せでした。
51期のみんなお疲れ様。
応援してくださった保護者の方,OBの方,近所の方3年間ありがとうございました。

多摩高野球部ブログより転載

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田中監督勇退 多摩高51期



7/20(日)綾瀬との3回戦、等々力の多摩高応援席は立ち見が出るほどの人で埋まった。

試合が終了しても帰る人はほとんどいない。
皆、球場の外で監督・選手に労いの言葉を掛けようと残っていた。
泣きながら出て来た選手達を暖かい拍手が癒やす。
勇退を決めた田中監督がOBにも選手にも胴上げされ宙に舞う。
炎天下の中、等々力球場の周りには爽やかな風が吹いていた。    

力の差はあった。さすがは向上を倒したチームだけのことはある。
守備が乱れ打線は繋がらずいつも多摩高野球はなりをひそめた。
孤軍力投する滝沢の援護を最後までできずに試合は終わった。
3回戦以降勝ち抜くのに足りないものをいやというほど教えられた。

1・2年生よ、この悔しさを忘れるな。
3年生達を凌ぐには何が必要かを考え新しいチームをつくっていこう。
 
3年生よ、精一杯よく頑張った。
高い意識・厳しい練習から生まれた君達17名を中心とする全員野球は本物で、皆から愛される素晴らしいチームだった。

田中監督、お疲れさまでした。
長い間、本当にありがとうございました。
粘り強い守りの田中野球は多摩高のDNAとして受け継がれていきます。

多摩高野球部は、新たな一歩を踏み出す。

多摩高野球部ブログより転載

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勝ち! 2回戦サレジオ 多摩高51期

勝ち! 2回戦サレジオ


浅野に逆転サヨナラ勝ちした多摩は2回戦でサレジオとあたった。春にはコールド勝ちしている相手だが、やはり夏は簡単に勝たせてくれない。5回まで3-2の接戦。6回、7回に上野のタイムリー等で5点をあげ試合を決めたかに思われたが4点を返され8-6。さらに9回裏1点を追加され、8-7でなんとか勝った。次は向上を破った綾瀬。浅野戦9回裏の気迫で戦え! 3回戦は7/20(日)11:00から等々力球場にて。

多摩高野球部ブログより転載

        

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「夏の魔物」 1回戦を終えて 多摩高51期

簡単に勝てないことはわかっていた。このところ多摩高は「夏の魔物」にとり憑かれているから・・・。

試合は多摩ペースで進んだ。漁野、森田のタイムリーで先制。
1点を返されるも再び森田の2点タイムリーで4-1とリード。
8回のピンチも滝沢が粘り強く1点で切り抜ける。

魔物は去ったと思った最終回、好投を続けていた滝沢が連打を浴び畠山にスイッチ。
満塁からワイルドピッチと犠牲フライで3点を奪われまさかの逆転。
今年もやはり「夏の魔物」にやられるのかと思いかけた9回裏、このチームは違った。
1点を返し同点とし、満塁の場面で逆転を許した畠山が右前へ気迫のサヨナラ打。
スタンドに挨拶に来た田中監督の目は真っ赤に染まっていた。

魔物を退治したのは、選手達の絶対に勝つという気迫だった。
監督最後の夏に負けられないという想いだった。
このチームはやってくれる。これからの熱い夏を予感させる戦いだった。

2回戦:7/17(木)14:30~相模原球場 対サレジオ
3回戦:7/20(日)11:00~等々力球場 対綾瀬

多摩高野球部ブログより転載

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いざ決戦!「チーム紹介」 多摩高51期

いざ決戦!「チーム紹介」


【投】:昨年からの経験豊富な滝沢は四死球少なく安定したマウンドさばきを見せる。救援の畠山は変化球が巧みで、闘志を全面に押し出す。捕手森田はリードと強肩で投手のみならずチーム全体からの信頼が厚い。【攻・守】:打線も滝沢、森田が中心。長打の1番番場、バット操作が光る小役丸と切れ目がない。小又、漁野の打球は鋭い。遊撃只隈は機敏な動きが光り、一塁河本は182cmの長身を生かす。左翼上野は1年生からの主力だ。【ここに注目】:堅実な守り、粘りのある攻撃、全力での走塁がモットー。意識の高まりでチーム内競争はかなり激しく、主将森田を中心に全員野球で挑む。
…神奈川新聞より
多摩高野球部ブログより転載
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