OB・OG会
|55期|2019年10月22日更新
2010年11月17日
早慶戦を観戦して④
初めて生の早慶戦を見て、率直に思ったことが大まかに3つある。
1つ目は「野球に対する姿勢」がすばらしいこと。
自分が一番印象に残っているのは2アウト1塁、平凡なセンターフライがあがったときのランナーの全力疾走。
センターがボールを捕球したときにはもうファーストランナーは3塁ベースをけっていた。
このようなプレーが果たして我々のチームにできているだろうか?
他にも怒涛の応援の中でも観客席に聞こえるベンチからの声。
毎回のようにファーストコーチャーとサードコーチャーが話し合い、そしてコーチャーズボックスまでの全力疾走。
「勝ちたい」という思いが本当に伝わってきた。
自分たちのチームも、もっと勝つ気持ちを前面に出していかなければならないと思う。
2つ目は「一球の重さ」を大きく感じたこと。
1回表、早大の先発斎藤が先頭バッターにノーツーからの3球目にど真ん中のストレートを投げ、ライトスタンドに運ばれてしまった。
斎藤も試合後のインタビューで「失投」と自分で言っていたが、結局それが決勝点となる。
夏大で負ければ明日はない。
一球一球の重さに勝つため、辛く苦しい練習にも耐えるのだと再確認することが出来た。
3つ目は「半端ない努力」あってこその実力なんだということ。
この慶応のバッターはこのスイングを身につけるためにどれだけ素振りをしたのだろう・・・。
この早稲田のピッチャーはこの決め球を習得するまでにどれだけ投げ込んだのだろう・・・。
恐らく物凄い努力をしてきたからこんなレベルの高いプレーが出来るに違いない。
我々にも努力はできる。
今年の夏大で創学館に完敗した悔しさを来年の春大、夏大でぶつけるべく努力しなければならない。
特に1年はまだまだ力量が劣るので、全体のレベルアップのためにも底上げするべく、先輩を超す努力をすべきだ。
早慶戦を見ていろんなことを感じることができ、改善すべき課題も見えてきた。
監督は「言うは易し、行うは難し」と口癖のように言っている。
この経験を生かして、これからの練習、「有言実行」できるように取り組んでいきたい。
曽我 周平(1年)
|54期|2019年10月22日更新
2010年11月08日
早慶戦を観戦して③
私が早慶戦を見るのは今年で2回目。去年もこういう機会を頂き、わくわくして観戦したのを覚えています。
そして今年はなんといってもドラフトで話題になった選手がいて、早稲田の優勝がかかっている試合ということで応援に来た人で球場は溢れていました!!
もちろん私も早稲田の投手陣を見れたらいいなあと期待いっぱいで球場に向かいました(笑)
球場の中には、多くの観客と両校の応援団。熱気に溢れたこの中で試合をする選手の気持ちはどんなものなのだろうかと思いました。
そして試合前の練習からすでに高校野球とは格別にレベルの違う野球を目にすることができました。技術・迫力・練習の無駄のなさ…。全てに圧倒されました。
試合が始まってからも、おぉ~と感心するばかり。1つのプレーが試合の行方を左右する、1球1球の重みが伝わってくる試合でした。
また大学野球と高校野球では力や技術の差はあっても、野球に対する熱い想いは同じだなと感じました。
チームも応援団も勝利のために一丸となって戦う。
そんな試合を見ていて私もさらに野球が好きになりました!
この早慶戦を見学して、私以外にもそれぞれ様々なことを感じたと思います。その感じたことをこれからの練習に活かせていけたら良いと思います。貴重な経験をさせて頂きありがとうございました。
24期マネジャー 方便 遥
|54期|2019年10月22日更新
2010年11月04日
早慶戦を観戦して②
初回、いきなり試合が動く。
大学トップクラスの早稲田のエースが先頭打者に本塁打を浴びたのである。
プロが注目する程の投手の失投を決して見逃さずバットを振りぬいた打者の集中力、
そして何より、一線級の投手をも軽々と飲み込んでしまう「一球の怖さ」の意味を、改めて実感した。
それが、早慶戦というものなのだと思った。
勝てば優勝が決まる早稲田、比べて一戦も敗北が許されない慶應。
そんな一種の極限状態においても、しかし自分達の目の前にあったのは、ただ純粋に力と力、技と技を鬩ぎ合う選手たちで、技術面はもちろん、精神面での強さを身を持って体感する事ができた。
早慶戦と言う、伝統ある一戦を肌で感じる事ができたのは、多摩高野球部にとって決してマイナスにはならないと思うし、自分達に何が足りないかを見つめ直す良い機会になったのではないかと思う。
最後に、昨年に引き続きこのような貴重な体験をさせて下さったOBの方々には、本当に感謝しています。
これからも、この経験をきっかけにして部員全員で頑張って行くので、応援宜しく御願い致します。
54期副主将 本田 宗史
|54期|2019年10月22日更新
早慶戦を観戦して①
最近、野球についてよく考える。自分の調子が悪い理由を考える事と、主将としてどうしたらチームが良くなるのかを考えている。しかし、早慶戦を見学する前までは、なかなか答えに近づけ無かった。
でも、今回の早慶戦で答えに一歩近づけた気がする。それは、「野球が好き」という気持ち。
もちろん、それだけでなく早慶両校の選手にもなると、野球に対する姿勢や、一つ一つのプレーにおいても学ぶべき所がたくさんあった。けれど、その中でもアップの時や、フリーバッティングの時に、いきいきと練習に取り組んでいる選手を見て、「野球が好き」という気持ちがよく伝わってきた。
そして、試合。緊迫した好ゲームだった。気がつけば、一つ一つのプレーに入り込んでいる自分がいた。いや、自分だけでなく、周りのみんなも入り込んでいたと思う。
この試合を見て今の自分たちに足りないもの。それは、きっと「野球が好き」という気持ちが出し切れていないのだろうと思った。たしかに目先に大会という目標が無いという事から、逆に練習試合で結果にこだわり過ぎていたのかもしれない。もちろん大会では勝たないと意味が無いが、結果ばかり意識する一方で、「野球が好き」という気持ちを試合になると忘れてしまっていた。やっぱり、自分達は野球が好きだ。その気持ちを改めて教えてくれた早慶戦だった。これをきっかけに、チームのレベルアップにつながればいいと思う。
最後に、OBの方々。今回は貴重な経験をありがとうございました。今回の経験を活かして冬を越え、春、そして夏につなげられるように部員一同努力していきます。これからも応援よろしくお願いします。
54期主将 吉田 光治朗
|54期|2019年10月22日更新
10/31(日)、今年も浦谷監督以下生徒36名とOB4名で早慶戦を観戦した。
早稲田の投手3名が1位指名されたドラフト直後の、勝てば早稲田の優勝が決まる注目の一戦とあって、多くの観客と報道陣で神宮はいつも以上に熱気を帯びていた。
4球団指名の斎藤が先発、6球団指名の大石がリリーフ。
早稲田優勝の筋書きの中、それでも慶應が勝つのが早慶戦の面白さなのか。やっぱり野球っておもしろい。
|54期|2019年10月22日更新
2010年10月30日
手記 三年間の多摩高野球部を終えて
『たくさんの人にありがとうの気持ちを伝えられるようなピッチングをしたい。』結果的にどうだったかは分かりませんが少しでも伝わっていればいいなと思います。どんなときでも支えてくれた家族、監督、先生、先輩後輩、まわりの方々、そして家族よりずっと一緒にいた53期のみんなに本当にありがとうと言いたい。
2年の春、手術をした。
球技大会のバスケットで膝を怪我した。
まさか手術なんて思ってなかった。
まさか自分がそんな馬鹿なことするなんて思っても無かった。
元気だけがとりえだったし、怪我しないことが自慢でもあった。
どんなに悔やんでも膝は治ってくれない。
増田先生に怒られた。監督には怒ってすらもらえなかった。
これからどーすればいいのかわからない、そう思ったとき初めて涙が出てきた。
そんな僕にチームのみんなは普通に接してくれた。
チームのために出来る事をやりたい。
すごいチームに迷惑をかけたと思う。
正直皆が頑張ってるところとか、新チームになってピッチャー陣がチームに迷惑をかけてるところとかをただ見るしか出来ない事がこんなにつらい事だと思わなかった。
でもそういう思いがあったから、冬に頑張る事が出来たんだと思う。
手術後何ヶ月間かほぼ毎日車での送り迎えがあった。
「歩く事が膝の負担になる」と、母が毎朝送ってくれた。
感謝できないくらい感謝してる。
どんなにつらいときでも、支えてくれた家族とチームメイトにプレーで感謝の気持ちを伝えたかった。
今は後悔しか残ってない
本当にこのメンバーでやれたことを誇りに思う。
だからこそもっと勝ちたかった。
もっとずっと一緒に野球がやりたかった。
監督には『リリーフをせず投げさせればよかった』と言ってもらえたがそれは結果論でありもっとエースらしくなれなかった自分の責任でしかない。
最後の夏、自分のなかで野球人生で最後になるかもしれないと臨んだ試合だけに悔しさが今もつづいている。メンバーに対する申し訳ないという気持ちがこみあげてくる。
でももうこのメンバーでは野球はできない。みんなの今までの努力を無駄にした
と思うと今まで何のために頑張ってきたのか分からなくなる。
本当にあっという間の三年間。
北陵戦の喜びが嘘のように悔しさだけを残してしまった。
この三年間で学んだこと、『自分の好きなことのためならつらいこともつらくはないということ』、『たくさんの人の支えがあって過ごしているということ』、『どんなに 頑張ってもすべて報われるわけではないということ』、いろんな思い出があっていろんな人と出会って言葉では言い表わせないくらいのたくさんのことを学べた最高の三年間だったと思います。
どんなに悔やんでも悔やみきれない。
きっとこの後悔の気持ちがなくなることはないと思います。
ならこの気持ちを何かにぶつけて絶対無駄にしないように生きていきたいと思います。
応援ありがとうございました。
これからも多摩高野球部を応援してください。
53期投手河本龍二。
P.S,
一年生で入ってきた時めっちゃうまいと思ったやつがいた。
遠くからきてくれて本当に運命のように感じた。
そいつと一緒に戦えれば勝ち進める気がした。
そいつには一番感謝してる。多摩高にきてくれてありがとう。ずっと尊敬してた
。高いレベルの野球を感じれてうれしかった。最後の大会で活躍させてあげられなくて本当にごめん。
怪我には気をつけてこれからも頑張れ。
|54期|2019年10月22日更新
2010年09月07日
秋県大会 3回戦へ
秋の県大会、1回戦シードの多摩は、2回戦で山北と対戦。
5-4と接戦を制して3回戦へと進んだ。
3回戦の相手は桐蔭学園。日時・場所は未定。
◆2回戦 山北 4-5 多摩
後攻の多摩は1回に先取点を挙げ、幸先良い出だし。
3回に追いつかれるも、その裏フォアボール・エラー・ヒットをからめ一挙4点を取り、試合の主導権をつかんだ。
中盤からじわじわと山北に追い上げられたが、先発の2年生池谷が要所を速球とスライダー(高速?)を駆使し、最少失点に抑える粘投を見せた。
8回から同じく2年生の三木がリリーフし逃げ切り、5対4で勝利した。
投手は制球に、攻撃では選球眼に課題を残した。
3回戦の桐蔭学園戦では、池谷投手の出来次第で、金星も期待できそうである。
健闘を祈る。 K・M
|54期|2019年10月22日更新
2010年08月23日
連勝で県大会へ
秋の地区大会Eブロックの多摩は、見事連勝して県大会への進出を決めた。
県大会の抽選は9/2(木)。
県大会での応援、よろしくお願い致します!
地区予選結果
◆8/21(土) 11-0 VS 県立川崎
◆8/23(月) 9-5 VS 市立橘
-橘戦寸評-
先発ピッチャーは2年の池谷
初回ペースを掴めず先制点を橘に許したが その裏、相手ピッチャーの制球が定まらない所をつけこんで一気に7得点。
4回の表に橘に連打を打たれ2点差まで追い詰められたが安定的な守備で守り抜いた。
5回と8回の裏には、相手のミスから送りバント、ヒットでさらに点を追加。
チャンスを生かす、多摩らしい点の取り方で勝利へ繋げた。
多摩高野球部ブログより転載
|53期|2019年10月22日更新
2010年08月09日
53期手記④
「高校野球」
負けた瞬間、何もできなかった悔しさであまり涙は出てこなかった。今までやってきたことはなんだったんだろうとも思った。
でも周りを見ると、一緒に頑張ってきた仲間が泣き崩れていて、その姿を見て自分ももうこのメンバーで野球が出来ないんだと実感し涙が込み上げてきた。
本当に悔しくて、悔しくてたまらなかったけど、このメンバーでやってきたことは間違いではなかったと胸を張って言える。
高校野球の三年間、やっぱり一番濃かったのは最後の一年。本当に色々なことがあった。
秋の大会前、インフルエンザによる学校閉鎖で学校を使えない中での練習。
OBの方々に招待していただいた早慶戦。そして冬トレ。
個人的には主将という立場として甲子園視察団、抽選会。
色々あったしやっぱりチームとして辛いこと個人として辛いこともいっぱいあった。でもその辛かった時に支えてくれたのはやっぱり53期で、辛いことを一緒に乗り切ることによって、その時は気付かなかったけれど、今振り返ってみて一段一段着実に成長していっていたなと思う。
上にも書いた通り自分は主将をやっていたが実力があるわけでもなく、ムードメーカーとしてチームを引っ張れる力を持ってるわけでもなく、本当に最後の最後まで皆に支えられっぱなしだった。
その中でも副主将の二人と外野リーダーとマネージャーには自分の力不足で色々と迷惑をかけていたにも関わらず、文句一つ言わずに仕事をやってくれて本当に感謝している。
53期にどう思われているかは分からないけど、自分はこの53期で主将ができて本当に良かった。そしてこの最高のメンバーと野球ができて本当に幸せだった。
皆の前で話すのは照れるし、自分の場合皆も知ってる通り、上手く伝わらないからこの場をかりて感謝の意をのべます。
本当にありがとう!!
53期主将 宮武 和矢
|53期|2019年10月21日更新
2010年08月03日
53期手記②
僕たちの夏が終わり学校に帰ってきて、最後のミーティングをしました。
最後のキャプテンの話。『俺達が今までやってきたことはつもりだったのかもな。だから来年はつもりにならないで絶対勝てよ。』
普通引退のときにこんなこと言うか。さすが鬼キャプテン。(笑)と思いました。
悔しさのあまりでた本音だと思います。自分も同じでした。きっとみんなも同じ気持ちだったと思います。とにかく悔しかった。
僕は、ここまでやったんだから負けてしまったが胸をはって引退しよう。終わった瞬間そんなことを思ってました。
しかし、でてくる感情は悔しいばかり。胸をはって引退なんかできませんでした。
でもこの悔しさはそこまで本気でやってきた証なのかなとも思いました。みんなも悔しいと思ったのは本気でやってきたから。
全員、勝つという同じ方向に向かって進んできた証だと思います。
高校野球は勝つことよりもプロセスが大事。大会についての資料にこのようなことが書いてありました。
その言葉的にはこの自分達の悔しさというものは決して美しいものではなかったと思います。
ですが、それもそれで自分達らしかったのかなと思います。
とにかく勝ちにこだわって泥臭くやっていく。そのスタイルが最後の最後まで貫けたのかなと思っています。
最後に自分の練習を手伝ってくれたり、朝早くからチームのためにグランド整備をしてきてくれた後輩たち。
こんなところで負けてしまってほんとに申し訳ない。すみませんでした。そしてありがとう。
来年は絶対勝ってください。で、自分達がやってきたことがつもりじゃなかったことを証明してください。応援してます。
そして三年生のみんな。本当に三年間ありがとう。言葉にすると軽く聞こえてしまうかもしれないけど、本当にこのメンバーで野球がやれてよかったです。
本当に最高な三年間でした。本当に多摩高校に入ってよかったです。ありがとうございました。
最後の最後に。来世も絶対高校野球をやろうと思いました。
ありがとうございました。
53期副主将 加藤